ライトって難しいよ・・・。 凹モード
燈った不安
2008-02-29 Fri 02:10
 彼に会わない2日間。
 今までも会えないときはたくさんあった。
 でも今日は何かがアタシを不安にしている。
 心がザワザワと騒いで
 不安にしている。
 何かが違うのかもしれない。
 心が敏感に感じ取った何か。
 自分でも気がつかないくらいの何か。
 彼がこれを読んだら
 「なにもないでしょ〜」
 って怒るかもしれない。
 わかっていても自分ではどうすることも出来ない不安。
 自分の心に聞いてみる。
 「何がそんなに不安なの?」って。
 きっと答えなんて返ってこない。
 この不安に終わりはあるんだろうか。
 朝になれば消えてるんだろうか。
 何をすれば消えるんだろう。
 小さく燈った不安がいつか大きな不安になってしまいそうで
 怖くなる。
 小さな不安が不安だけではすまなくなりそうで
 怖くなる。
 朝彼に送った返信。
 「変わらないものなんてない」
 そう。
 変わらないものなんてない。
 物も、
 人の心も。
 永遠なんてない。
 悪友Yの今年のテーマ。
 『無償の愛』
 簡単なようで難しい。
 何も求めない。
 そう言いながらどこかで待ってしまうだろう。
 自分への愛を。
 それを待つことだけでも
 『無償』ではなくなる。
 ずっと言っていた
 「愛されるよりも愛したい」
 でもそれは愛されなくていいということではない。
 誰だって愛されたいもの。
 「愛されたい」
 そう思った時点で
 もう無償ではない。
 
 心の不安を消しながら
 ちゃんと寝よう。
 朝になれば消えているように。
 ちゃんと眠ろう。
 
 「おやすみ」
 もう寝てるかな。
 アタシも眠るよ。
 がんばって眠る。
 「おやすみ」
 
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自分の立場
2008-01-22 Tue 23:54
 残業を途中で止めた。
 帰ることが残されたスタッフにどれだけ負担になるのか
 そんな事はわかっていた。
 自分のいる意味も自分の責任も
 必要ないっていわれたような気がして
 その場に残る気持ちになれなかった。
 わかってる。
 今日の出来事がすべての答えじゃないことくらい。
 深い意味なんてない事くらい。
 でも心のどこかに少しでも思うことがあるなら
 アタシはそこには居られない。
 アタシはどうすればよかったの?
 笑って居ればよかったの?
 大人だからすべてを飲み込んで
 明日は仕事に行こう。
 もう何もしない。
 誰のことも気に掛けない。
 そんな風に出来たらいいのに。
 
 彼にメールを入れながら自分の居場所を探した。
 彼に会いたかった。
 彼にしがみついて泣きたかった。
 子供みたいにわがままを言って
 この日のことを流してしまいたかった。
 
 彼は電話をくれた。
 電話の向こうでは電車の発車ベルが鳴っていた。
 「電車出るんじゃない?」
 「4分待てば次来るし」
 「今はまっひーと話したいから」
 アタシの思いを受け止めて
 気に掛けてくれる。
 それだけで救われた。
 
 チーフから電話が来た。
 「明日は何も無かったように接するから大丈夫よ」
 そう話した。
 「すみません・・全部頼っちゃって・・」
 そのチーフだって一回りも年下。
 すべてを抱えるには若すぎる。
 人と人の関係を円滑にする為にアタシが必要なら
 それだけに徹する。
 それがアタシの立場としての責任なら
 心の痛みは隠し通す。
 それがあたしにできるただひとつのことなら。


 
 
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病欠
2008-01-08 Tue 18:53
 ダウンです。
 仕事を始めてから初めての病欠。
 人が足りないのに
 休んでしまった。
 スタッフからは
 「ゆっくり休んで」と
 何件もメールが届いた。
 ありがと。
 心配してくれて。
 彼はアタシにうつしてしまった事で
 ショックを受けていた。
 彼の看病に行ったのもあたしが行きたいから。
 彼のそばに居たいから。
 うつってもいいと思ったから。
 だからそんな風に謝らないで
 一緒に元気になろうね。
 2人で元気になろうね。
 アタシはなかなか強いんだから
 あなたよりも早く元気になっちゃうよ。
 今週末は彼と温泉。
 2人だけの旅行。
 それまでに元気になって
 一緒に温泉に行こうね。
 アタシもムリはしないから
 あなたもムリはしないでね
 
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自分のため
2007-12-22 Sat 07:51
 「一日くらい自分のために使って何が悪い」
 悪友Yからのメールをいつものカフェで読んだ。
 彼にも話して居ない事
 それを話せるのは彼女だけ。
 すべてを見てきた彼女だけ。
 母の入院。
 予想していた通りの結果だった。
 進行ガン。
 胃のリンパに転移をしていた。
 4時間から5時間の手術になるという。
 「取れるだけ取ります」そう約束をしてくれたと姉は言った。
 「自分の身内だと思って手術に望みます」と。
 そんな状況とわかっていても会いに行かない理由。
 それは
 父と母を許せていないから。

 この数日胃が痛んだ。
 仕事をしていても忘れられないくらいの痛み。
 その痛みを感じるたびに
 母に会いに行かないことを責められているようで
 気持ちが下がった。
 彼に話そうと思った。
 でも、そんな話を聞かされても困るだけだと感じた。
 仕事を終えて彼からの連絡を待ちながら
 Yからのメールを読み返した。
 「自分のために使って何が悪い」
 涙が出た。
 何もかもが上手くいかない一日もある。
 母の病状。
 仕事の虚しさ。
 自分の価値。
 彼との連絡。
 どんな一日でも
 アタシの一日
 自分のための時間。
 アタシは
 親よりも今の自分を選んだ。
 「あんたはあの歳なりにやれるだけのことをしたんだよ」
 姉が言ってくれた。
 やれなかったこと。
 できたはずのこと。
 今なら。
 今の歳なら
 きっともっと多くのことが出来た
 最善のことを。
 彼の声が聞きたかった。
 姉と話しているときに届いたメール
 「のんだくれてきます〜」
 何も知らない彼。
 来月。
 2人で温泉に行く。
 母がどんな状況でも
 2人で行きたい。
 最初で最後かもしれないから
 いいでしょ?
 それともこんな薄情な女なんて要らない?
 親よりも自分を選ぶ女なんて要らないか・・。
 それを聞くのが怖かったんだよ。
 昨日はね
 一日笑えなかったの。
 残業もしたくなかった。
 あそこにいる意味を感じられなかった。
 代わりなんてたくさんいる。
 アタシじゃなくても構わない。
 やれることをやって
 それでもどうにもならないと知って
 虚しくて
 何も言うことも出来なくなった。
 ただそこにいるだけ。
 必要となんてされていない。
 都合よく使われているだけ。
 そんな風にしか感じられなかった。
 
 笑っていればいいこともある。
 あなたが言ってくれたこと
 昨日姉にも言ったのよ。
 笑っていてもいなくても
 変わらないなら
 笑っていよう。って。
 
 また自分を許せなくなりそうで
 それが悲しいよ。


 
 
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夜が明けた
2007-11-29 Thu 07:10
 眠れなかった。
 浅い眠りに夢ばかりを見ていた。 
 忘れたいはずの仕事の夢。
 繰り返し
 見る夢。
 気持ちを切り替えたかったのに
 かえって気持ちは後ろ向き。
 彼は大丈夫だろうか。
 同じように眠れない
 夜を過ごしていないだろうか。
 少しでも忘れて
 今日に向かっていけるだろうか。
 彼だけでも元気になってほしい。
 そうすれば
 きっとアタシも元気になれる。
 仕事に行けば笑っていなくてはいけない。
 元気に明るく
 「おはようございます」
 そう頭を下げて
 「いらっしゃいませ」
 そう笑顔で。
 
 ガンバロ。
 彼のメッセにオフラインメッセージを入れた。
 いつ開けるのかもわからないメッセンジャー
 それでも伝えたかった。
 伝えながら
 自分にも言っている。
 ガンバロ。
 アタシもガンバル。
 一緒にガンバル。
 だからガンバロ。
 彼は見てくれるだろうか。
 一緒にがんばってくれるだろうか。
 今日一日。
 彼にメールをいれよう。
 前に進めるように。
 せめて彼だけでも前に。
 ガンバロ。
 今日をガンバロ。
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音沙汰なし
2007-10-08 Mon 06:50
 彼からの電話は日曜の朝。
 短い電話。
 「電話来たから切るねー」
 そう言って切れた電話。
 その後はメールへの返信もなかった。
 一晩待ってみた。
 でも音沙汰はない。
 こんな時に思う。
 休みの一日に思い出してはくれないのかな・・・って。
 実家に帰ったのかな。
 でも何も言ってくれないんだな・・・って。
 土曜日。
 2つのケータイを並べておいている彼。 
 どちらかが鳴ればすぐに中を覗いて返信をしていた。
 そんな時でも気にしない。
 自分に言い聞かせて。
 その度に自信はなくなる。
 何度も開けられるケータイ。
 音沙汰がなくなったことで
 また思い出す。
 コッソリケータイを覗いてる彼を。
 返信をしてる彼を。
 帰る時間。
 名残惜しくて立ち上がれないあたし。
 彼の隣りにしゃがんで話をしていた。
 不意に彼がケータイをあけた。
 誰かからのメール。
 アタシが要る意味なんてない。
 そう感じて立ち上がった。
 「じゃあねー」
 「おう〜じゃね〜」
 忘れようとしてみた。
 彼を好きならそれでいいんだって。
 電話をくれた彼に喜んで、
 忘れようって。
 でも時間がたって忘れる事は出来ないと気が付く。
 彼の気持ちは離れてる。
 
 誰かを見てるよね。
 その人はどんな人?
 嫁にしたいって思った人?
 ねえ。
 アタシに気を使ってるなら
 気にしないで。
 あなたが出来ないなら
 あたしから消えてあげるから
 その方がきっとあなたは楽になれる。
 
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2007-09-03 Mon 03:08
 「寝て起きたら38度越えてた・・」
 午後2時。
 彼からの電話。
 居てもたっても居られなかった。
 そのままバックを手に家を出た。
 行けば帰るのが辛くなる事も
 そんなに長い時間居られない事も
 判っていた。
 それでもそばに行きたかった。
 電車の中。
 『凹んでも寝込んでもアタシが支えるよ守ってあげるよ』
 『笑わせてくれたりありがとって心込めてくれたり』
 聴いていた曲に涙がこぼれそうになった。
 アタシは彼を支えられてるのか。
 守れているのか。
 寝込んでる彼を守ることが出来るのか。
 彼が今までしてくれたこと
 それにアタシは何を返せばいいのか。
 考えるうちに彼の町に着いた。
 あたしに出来ること
 それが何なのか答えなんて出なかった。
 ただ彼のそばに居たい。それだけだった。
 
 彼は起きていた。
 熱は小康状態。
 38.3度。
 喉が痛くなっていた。
 アタシにできる事。
 一晩で彼が着替えたTシャツの洗濯。
 彼の食事の準備。
 飲み物の用意。
 マッサージ。
 彼の手を握っている事。
 それだけしかなかった。
 彼に頼まれたものを買って
 気が付けば帰る時間。
 たった数時間。
 帰る頃にはまた熱が上がり始めていた
 「もう行かなきゃ・・」
 彼を抱きしめて切なくて
 彼の顔を見る事が出来なかった。
 「まっひー・・ありがとう・・」
 「ありがとう・・」
 「まっひー居なかったら死んでた・・・」
 「ありがとう・・」
 耳元で何度も言う彼に
 切なくて
 「喋らないで・・のど痛いでしょ・・」
 そういうのがやっとだった。
 彼の頭を撫でながら
 涙がこぼれた。
 
 一人で居る事の心細さ。
 それは一人暮らしをした人ならきっと感じた事があるはず。
 熱が出て、一人で居る事の不安。
 自分でどうする事も出来ないもどかしさ。
 それを知っているからこそ
 彼を一人残して帰る事が辛かった。
 
 家に戻ると彼からのメール
 「39度越えました」
 楽しそうに一日の事を話す次女の声が遠くなっていった。
 彼のところに戻りたい衝動。
 休みの日くらい子供達と居てあげたいと言う思いと
 こんな時だからこそ
 彼を優先にしたいと言う思い。
 戻れば彼はまた心配しただろう。
 彼に負担を掛けたくなかった。
 家に居ても彼の事が頭から離れない。
 今このときも一人の部屋に居る・・。
 
 
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ごめんね
2007-09-02 Sun 09:55
 彼の熱。
 朝は下がっていた熱が午後から上がり始めて
 夕方には39.2度。
 もう何とかなる熱じゃなかった。
 救急病院に行って診察を受ける彼を待ちながら
 思っていた。
 アタシは結局何も役に立ってないのかも・・・。
 このまま熱が下がらなくても
 時間になれば帰らなくてはいけない。
 彼を部屋にひとり残して。
 動く事もつらそうな彼を一人残して。
 点滴を受けながら笑って見せる彼に
 何もいえない。
 診察結果は
 「原因は判らないから様子を見ましょう」
 薬も解熱剤だけ。
 「ほらな〜・・こんなもんよー」
 「だからってもう病院行かないとか言わないでよ」
 「言わないよ」
 熱さえ下がれば・・。
 その思いも届かなかった。
 家に帰って計ると39.4度。
 もう何をしたらいいのかもわからなかった。
 自分の無力さに悲しくなった。
 病院ではなんとか笑っていた彼は
 もう笑う事もできなかった。
 「まっひー・・ごめんな〜・・具合悪い声出して・・」
 切なくなった。
 あたしが居る事でムリをさせてしまってる。
 「ムリして笑うよりこの方がいい」
 「もう笑えないわぁ・・・」
 日曜は来られるかわからない。
 だから多めにご飯を作った。
 彼一人にしたくない。 
 でも来られるかわからない。
 そばに居てあげたい。
 彼の隣りに横になって抱きしめて
 「うつるぞ・・・」
 「大丈夫」
 「まっひーにうつったら、子供にもうつるだろ・・
              それだけは嫌だ・・・・」
 そんな事気にしなくていい。
 自分のことだけ考えればいい。
 そう言いたかった。
 でも彼を抱きしめている事しかできなかった。 
 どんなにそばに居てあげたくても
 帰る時間が来る。
 いつもの時間。
 「まっひー時間だぞ」
 「うん」
 「最後にオレがまっひー心配してたらしょうがないだろ」
 「うん」
 TVを消して、PCを落として、電気を消して。
 帰る前に彼を抱きしめた。
 頬にキスをして
 オデコにキスをして
 彼の体温を感じて
 涙が出た。
 『ごめんね』
 心でささやいてもう一度抱きしめて家を出た。
 何もしてあげられなかった。
 彼は何度も言った
 「まっひー・・ありがとな・・」
 でも何も出来なかった。
 一晩中そばに居る事さえ。
 
 朝早く彼からのメールが入っていた。
 「ねつは37.4度」
 少し安心した。
 さっきまたメールが来た。
 『ピンクちゃん』の件名
 楽しみにしていたボトムズのプラモの写メが付いていた
 熱が下がって来てプラモをしていたらしい。
 返信を打ち始めて電話が鳴った。
 「いきてるよん」
 「大丈夫なの?」
 「今はね」
 「うん。何度?」
 「37.2度。パン食ったよ」
 「薬は」
 「飲んだ」
 「ムリしないでね」
 「しないよ」
 「休憩してね」
 「少し休むよ」
 「うん」
 「ウンウン唸り始めたら連絡するから」
 「わかった・・・」
 そばに居ることしか出来なくても
 居る意味があるのか。
 安心させようと笑う彼に切なくて。
 辛くて。
 『自分の環境』
 そんなものがない相手なら
 彼はつらい時はつらいって言えたのかもしれない。
 
 どうかもう熱が上がりませんように。
 早く彼が元気になりますように。
 アタシの願いが届きますように。
  
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あなたへ
2007-08-25 Sat 09:52
 ちゃんと休んでる?
 体だけじゃなく気持ちも休めてね。
 上手く行かないときもある。
 そんな事あなたが一番わかってるよね。
 でも、気になったの。
 前のように自分を責めていないかって。
 どんなに努力をしても上手くいかない事もあるもの。
 相手のあることならなお更。
 あたしもね。
 仕事では色々あるのよ。
 勝手な事ばかり言う人になんでもない顔をして
 腹が立つ事でも我慢して
 みんなの事を考えて来ても
 何となく裏切られた気分になって
 チーフと話したの
 「俺達の価値ってこんなもんなんだな・・」って。
 「悲しいね〜一緒に泣くか〜・・」って。
 笑って話したけどね。
 本当に泣きたい気分だったのよ。
 でもね、仕事だもの。
 ないてるヒマなんてない。
 悲しい顔をしてるヒマはない。
 お客様が居れば笑顔で接客して
 みんなの様子を気にして、
 疲れちゃうんだ。
 時々思っちゃうの
 「アタシの事は誰が気にしてくれるんだろう」って。
 やって当たり前。
 いつでも明るく元気。
 そんな訳ないのに。
 でもそうしていないといけない。
 あなたと居る時だけが
 きっと本当のアタシ。
 アタシの支えはあなたなのよ。
 だからあなたの支えにもなりたいの。
 一人になりたいときには一人で休んでいていい。
 ただ忘れないでね。
 あなたを支えたいって思ってる人が居るってことも。
 何の役にも立たないかもしれない。
 かえって疲れさせてしまうのかもしれない。
 だから待つよ。
 あなたがあたしを必要としてくれるまで。
 仕事はまだまだ続いていく。
 新しい仕事に向かうためにも
 新しい気持ちで居てほしい。
 今はあなたがしたいと思うことをして
 あなたが楽しいと思えることをして
 アタシはここに居るから。
 いつでもここに居る。
     
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さよならかな
2007-07-27 Fri 00:23
 「まっひーの店の一階の棚の前」
 彼が店に来ていた。
 彼のメッセのオフラインの話をしようと。
 職場に迎えに来ていた。
 アタシは着替えをしてもう外にいた。
 彼からの電話。待ち合わせ。
 笑えない自分。
 電車の中でメッセについて話す彼。
 「オレは隠してないんだからまッひー見てよ」
 彼の家のPCでメッセを確認してほしいと言う彼。
 
 食事をして話をした。

 でも今はもう内容すら覚えていない。
 その後の彼に悲しくなったから。
 悲しさで全ては消えた。
 店に来てくれたことも
 何度もメールをくれたことも
 メッセの事を説明してくれた事も
 メッセを一緒に見ようと言ってくれた事も。
 全てが消えた。

 食事を終えて彼の家の方向に歩きながら不意に彼が言った
 「整体に行って来るわ」
 心の中で思った。
 前もそう言って帰ったことあるな・・・って。
 その時も給料日。
 誰かお気に入りの子のところに行ったんだろう。
 帰ったのは夜中だった。
 そして今日も同じ。
 一緒に見てと言ったメッセも
 「オレが適当にやってみるから」
 そう言ってアタシに帰るようにせかした。
 何の為にアタシは彼の町に行ったのか。
 彼を信じようと思っていた。
 彼の気持ちだけは信じようと思っていた。
 あんなに行かないと言っていた店に来てくれた気持ち。
 簡単に覆されてしまう約束。
 アタシとのことよりも数倍大事な約束があったんだろう。
 帰りながら送ったメール
 その意味を彼は何も感じてはくれない。
 『あたしが忘れた傘。
   雨の日にでもドアに掛けておいて。』
 その意味。
 『いない時に取りに行くから。』
 彼からの返信は
 「おうよ」
 彼には電車の中で話した。
 「隠されるって事は無言の言葉だと思った」
 「言わなくても感じ取れって」
 「話したくないって意思表示でしょ」
 そう話した。
 彼は笑っていった。
 「何でオレがそんな事するのよーー」
 「一回も隠すとかした事ないのにーーー」
 でもね、
 あなたの実家のメッセは隠すモードだったじゃない。
 自分で言ったのよ
 「本日から隠すモードでございます」って。
 した事のない隠すモード。
 そんな些細なウソくらい知らん顔できると思っていた。
 彼が選んだのはアタシじゃない。
 彼が会いたかったのはアタシじゃない。
 きっと彼のメッセはこのままオフライン。
 それが彼の気持ち。
 アタシへの本当の気持ち。
 さよならかな。
 それが一番いいのかな。
 それが彼の為なのかな。
 もうあたしにはわからない。
 彼の気持ちが何一つ。
 何を信じればいいの
 あたしにはわからない。


 
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