ライトって難しいよ・・・。 20070227
楽しいお酒にならなくても・・。
2007-02-27 Tue 03:55
 いつものように、仕事終わりに電話。
 ふざけながら話して、何となくいつもと違う彼の周りの賑やかさ。
 「さて〜呑みに行って来ます!」
 「あ、ああ〜〜やっぱり〜〜」
 「会社の人も一緒ですー。先に行ってるのよ。その店に着いたから」
 「うんうん。いってらっしゃーい」
 「じゃーね〜後でね〜〜」
 
 周りの賑やかさに、大体どのあたりのお店か・・・
 想像がついた。

 彼の会社がなくなる事が先週末発表になった。
 合併によって、会社としての名前はなくなる。
 ずい分前に彼から聞かされていた。
 アタシにとって思い入れのある会社。
 今までしてきた事がムダになるわけじゃない。
 誰一人、辞めることなく新しい会社に以降される。
 それでも・・・・。
 彼の部下達、他の社員にしてみたら急な発表だっただろう。
 会社が危ない・・。そう言っていた頃、よく飲みに行っていた。
 「ハシャイデ、一瞬でも忘れられるなら飲みに行ってね。」
 「そういうことでは、ムリみたい。」
 「じゃ〜何したい?何をしたら忘れられる?」
 「仕事の成功。しかない」
 あの頃とは違う。彼はもうだいぶ前に覚悟をしていた。
 何度も繰り返されたミーティング、株主との話し合い。
 苛立ちを隠せない時もあった。
 そんな時でもあたしはそばにいられない。
 話を聞いて一緒に「社長のばかっ」って言うしかできない。
 覚悟は出来ていたはず。
 それは、彼自身の気持ちの覚悟であって、
 彼の部下達の気持ちに納得してもらえる覚悟ではない。
 もう、変えられない事実。
 何も変わらない。そうは言えない。
 プロジェクトのスタッフも、システム上のやり方も
 変わってしまうかもしれない。
 「今までと同じにはいかんだろうなー」
 前につぶやいていた・・。
 プロジェクトがそのまま彼に委ねられるなら
 今までと同じように進んでいけばいい。

 「部長から課長に降格だよ〜オレってかわいそうじゃない!?」
 そんな役職名なんて重要じゃない。
 部長だったけど、それ以上に回してきたじゃない。
 ある意味社長以上にがんばってきたじゃない。
 その功績はきっと新しい会社も認めてる。
 あなたの仕事に誇りを持って。
 ヘッドハンティングを蹴ってまでやりたいと思った仕事だもの。
 そんなあなただから、支えたいって思うんだもん。
 部下の人たちは冷静に受け止めてくれた?
 飲みながら今後の事話をしたんだろうね。
 楽しいお酒にならなかったかもしれない。
 落ち着けば、また楽しいお酒が飲めるよ。ね。

 会社のホームページに「吸収合併」のお知らせがアップされた。
 これが現実。
 あたしもしょうがないんだって覚悟していた。
 目の当たりにするとスゴク淋しい。
 彼に言った事がある。
 「会社がなくなる前に今の会社の名刺ちょうだい・・」
 「なんで〜そんなもんー」
 だってね。そこにはアタシとあなたが過ごしてきた時間が
 そのままあるのよ。出会ったあの日から今までの時間が。
 その中にあなたがいるんだもの。
 忘れたくない。忘れない・・。
 


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