珍しく体調不良です。
久しぶりに扁桃腺が腫れてしまった。
それでも仕事は休めない。
遅番はアタシ一人。迷惑は掛けられない。
彼はいつも熱が出ても出社していた。
その度に「やだ〜〜なんで休まないのよ〜〜」
そう言って来た。
心配しすぎて嫌な顔をされた事もある。
「がんばれっっ」と背中を押される方がオレには合ってる。
そう言われた事もある。
どんなにきつい時でもやらなければいけないなら
背中を押してもらった方がきっとがんばれる。
今のアタシなら判る。
笑う事で忘れられるのと同じように
ガンバロッそう思い続ければきっとがんばれる。
昨日の仕事終わり、
店の入っているビルを出ると一人の男の人が写メを撮っていた。
歩道に植えられているサクラの木。
朝の出勤の時には気がつかなかったほど
小さなサクラが咲いていた。
何気なくその光景に目を止めて、
彼にも見せたいと思った。
都心の真ん中の小さなサクラ。
立ち去った男の人が居た場所に立ってその木を見上げて
細い枝に咲く小さなサクラを撮影した。
それ程珍しい写メではない。
今の時期ならどこでも見られるサクラ。
それでも、仕事をしている彼に見せたかった。
少しでも、一瞬でも、安らいで欲しかった。
春はもうすぐ。
いろんな事が変わる春。
彼の中のプレッシャー。
不安。戸惑い。
それを軽くしてあげる事は出来ないかもしれない。
でも、サクラを見て『キレイだ』って思える気持ちを
忘れないで欲しい。
