ライトって難しいよ・・・。 200710
あの日の食事
2007-10-31 Wed 07:53
 夕食。
 彼との食事。
 あの日行くはずだったお好み焼き。
 あの日。
 そう。
 あたしの誕生日。
 出来なかった食事。
 「今日こそおこのみたいな〜〜」
 彼からのメールに
 「じゃ〜おこのもう〜〜」
 軽い返信をした。
 特別な店ではない。
 小さなお好み焼きやさん。
 よくある食べ放題のお店。
 あの日でさえもただの食事のつもりで居た。
 何も考えずに座ったテーブル。
 「やっと来れたな〜〜」
 そういわれてあの日のことだとはじめて気がついた。
 彼はあの日いけなかった事をずっと気にしていた。
 どこでも彼と一緒ならそれでよかった。
 でも、彼にとってはあの日「行こう」と言っていた
 その店に行くことがやり直しの誕生日のような
 そんな気がして居たんだと思う。
 その思いに気がついて
 急に恥ずかしくなった。
 微笑みながらあたしをみつめる彼に
 あふれる思いは嬉しさ。
 「改めて言わないでよ〜・・」
 彼を見つめ返して照れてしまった。
 誕生日。
 彼はあたしの誕生日を忘れないように
 ケータイの登録をしないで居たという。
 あたしからのメールのたびに出る
 あたしのアドレス。
 アルファベットの羅列の中に誕生日の
 『1010』
 それを見るたびに誕生日を意識していたと言う。
 そんな小さな彼の気持ちが心をあたたかくした。
 実際には忘れていても
 気に掛けてくれていたことだけで幸せだって思える。
 彼の家からの帰り。
 「コンビに行こうかな〜」
 そういって立ち上がった彼。
 「送ってくって言うと来なくていいって言われるから」 
 「え・・・」
 「コンビに行くならいいでしょ。そこまで送っても」
 「うん」
 歩き出す夜の街。
 近所のコンビニ。
 彼が買い物をして店を出て
 「じゃあね」
 「まっひーじゃあね」
 「バイバイ」
 「バイバイ〜」
 別々の方向に歩き出しながら
 後ろを振り向いた。
 彼の歩く方向を。
 彼は立ち止まっていた。
 立ち止まってあたしを見ていた。
 そして大きく手を振った。
 「じゃあね」
 小さくささやいて手を振り返した。
 そこに居てくれる。
 見ていてくれる。
 彼の気持ちを抱きしめて。
  夜の道を歩いた。
暗い道の先が行き止まりだとしても、
なんども振り向いて、 なんども見つめて、
彼のそばで歩いていこう。
いつか道の終わりにたどり着いたら
笑って言える。
ありがとうって。
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
幸せな思い出
2007-10-30 Tue 18:59
 「終わったらメールしてね」
 いつもより遅い残業。
 彼からのメールが気になっても見ることは出来ない。
 やっと終わって覗いたメール。
 外出先からのメール。
 「六本木でも散歩しますか」
 「四谷まで移動します」
 「電車に乗れたので・・」
 時間を追って彼の動きを感じた。
 残業中のメール。
 最後のメールは
 「来ても来なくても終わったらメールしてね」
 終わったことをメールした
 「まってる。ごはんたべよ」
 彼が待っていてくれる。
 長いメールのやり取りをしてから
 初めて顔を見る。
 何も変わらない。
 そう思っていてもなぜかどきどきしていた。
 顔を合わせた彼はいつもの彼。
 食事をして話をしてブラブラ歩いて
 前に行ったことのあるカフェでお茶をした。
 「前のときはさ〜まっひーが気持ち悪くなって〜・・」
 「ああ〜〜そうそう〜〜食べ過ぎて〜〜〜」
 積み重ねてきた時間は
 確実に彼の中にも積み重ねられているんだって
 思えた。
 些細な会話も、
 何気ない表情も、
 その日の空気までを
 彼は忘れないで居てくれる。
 長いメールの中で
 彼に書いた事。
『幸せな思い出があれば生きていける。』
数年後、彼がどんな結論をだすとしても、
積み重ねられた思い出は彼の中に残るだろう。
アタシと同じように幸せだったと、
楽しかったと、
出会えてよかったと、
思ってもらいたい。

まだ残業?
約束通り待ってるね
昨日はあなたが待っててくれた。
今日はアタシが待つ番。
ちゃんと待ってるから
安心してね。
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
2007-10-29 Mon 02:12
 何度も彼からのメールを読み返して
 何度も彼の気持ちを感じて
 何度も自分の気持ちを知る。
 言葉で話してしまえばその場で消えてしまう事も
 文字として残る言葉は
 何度も繰り返し読むことで
 言葉の後ろにある気持ちを感じることが出来る。
 彼とのメールのやり取りのあと
 メッセを繋いだ。
 彼に長いメールを送ったあとに。
 彼はメールを読み終えたところだった。
 何を話せばいいのか迷うこともなく
 普通に話をした。
 どんなことがあっても
 彼はそこに居てくれる。
 あたしがどんなに凹んでも彼はそこに居てくれる。
 その気持ちがあたしには嬉しかった。
 彼とのメッセを読み返した。
 「Kちゃん」
 「これからもよろしくな」
 彼が書き込んだ文字。
 「さ〜て、なんて呼ぶかね〜〜」
 ふざけるように彼をなんて呼ぶのか聞いた。
 なぜかあたしは救われた気持ちになった。
 出会った場所で
 出会った名前で
 あたし達は時間を過ごす。
 彼がふざけて
 あたしが笑う。
 文字で書かれる笑い声。
 文字で書かれる彼の言葉。
 文字を読みながら心の中で声が聞こえた。
 そして彼の顔が浮かんだ。
 彼にも聞こえただろか。
 あたしの笑い声が。
 彼にも見えただろうか
 あたしの顔が。
 
 いつか遠く離れてしまっても
 あたしを思い出すときは
 笑うあたしを思い出してね。
 楽しかったって思い出してね。
 あたしもあなたを思い出すときには
 笑うあなたを思い出すから。
 幸せだったって。
 ね。
 あたしの最後の瞬間の『幸せ』を
 ありがとう。
 
   
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ネットで出会った彼じゃなく
2007-10-28 Sun 19:02
 彼からのメール。
 早朝の長いメール。
 そのメールを布団の中で受け取った。
 冷静に読んで冷静に受け止めた。
 11月は会わないでみようか?
 会わない間にまっひーが決めればいい。
 返信はヤフーメールに送った。
 今まで使ったことがなかったヤフーメール。
 長いメールを送った。
 彼のメールへの答えと、
 あたしの思い。
 そして、
 別れを決めるのはあたしには出来ない事も。
 今日は次女のテニス教室。
 出かけなければいけなかった。
 でも、出かけることで彼からのメールを
 ひたすら待つことなく時間を過ごせた。
 怖くはなかった。
 どんな答えであろうと彼が決めたことなら
 受け入れようと思っていた。
 『覚悟』それだけはいつでも出来ていた。
 彼からのメールはあたしが送ったメールと同じくらい
 長いメールだった。
 彼の現状。
 彼の思い。
 彼のこれから。
 リアルな現実。
 彼は一緒にいたい。といった。
 いつか別れてくれというときが来るかもしれない。
 それまではそばに居てほしい。と。
 自分を知らない人たちと飲んで発散して、
 あたしのそばでほっとして
 そうやってバランスをとっている。と。
 大切にしたい。と。
 彼の思いを朝のメールを読んだときと変わらず
 冷静に読んだ。
 彼のすべてを受け入れようと思えた。
 メールの最後の3行。
  ネットで出会った「 I 」じゃなく
  K・K
  より。本当の「心の中」を書きました。
 それを読んで涙が出た。
 声を挙げて泣くほどに涙が出た。
 
 彼と付き合い始めて
 ネット上の名前の「 I 」と呼ぶことが出来なかった。
 だからといって本名を呼ぶことも
 許されないことのように感じていた。
 なんて呼べばいいのかそれすらわからなくなって
 いつしか、名前を呼ぶことを止めていた。
 彼はそんなこと気がついていなかったかもしれない。
 一人のリアルな男としての気持ちを書いたと
 言いたかっただけだと思う。
 でもあたしには何かを許された気持ちになった。
 お互い向き合って
 心の中をさらけ出して
 もう隠すものはない。
 自分だけの世界はそれぞれにある。
 彼にもあたしにもかかわりのない
 自分だけの世界。
 それは誰にでもあること。
 お互いを認め合ってそばに居る事が出来たら
 今以上に分かり合える気がする。
 
 いつか終わりは来る。
 永遠はない。
 彼にも話した。
 彼をあたしと同じくらいに大切に思ってくれる人が
 現れたときには彼をちゃんと見送る。と。
 あたしが彼から離れる時は
 彼が幸せになるとき。
 その日が来るまでそばに居たい。と。
 
 同じことの繰り返しをしながら
 その時々で違う自分達を見つける。
 あたしの知らないあたし。
 彼の知らない彼。
 あたしの知らない彼。
 彼の知らないあたし。
 そうやってここまで来た。
 
 「メールを読んだら自分が傷つくだけだろ」
 そう。
 わかってた。
 たとえ、軽い言葉遊びだとしても
 悲しい気持ちになる。
 彼の気持ちは受け取れた。
 あたしの気持ちも受け取ってもらえた。
 ここから先、
 変わらないでそばに居よう。
 つらいことも、厳しい現実も
 越えて行こう。
 
 越えていける。
 
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ごめん
2007-10-27 Sat 21:53
 あなたの開けたままのケータイ
 見ちゃったよ。
 わかってたことでも現実を知るのは辛いよね。
 「これから会議です」
 そう言った時にはもう誰かと約束してたんだね。
 わかってるよ。
 給料日にあなたがあたしに会わないことなんて。
 だから、わかってたけどあきらめてきたの。
 ただね。
 あなた言ったでしょ。
 借金の返済。
 それを優先にするって。
 給料が入ってしたいこと。
 あたしに会う事じゃないのはもう知ってる。
 せめて、今回だけは遊びに行ってほしくなかった。
 誕生日を忘れたこと。
 本当はすごく寂しかったよ。
 しょうがないって言ったけど、
 あなたにとってのあたしはそれだけの存在なんだって
 思い知らされたのよ。
 誰かの誕生日のためにあなたが作ったプラモデル。
 時間をかけて作ってたよね。
 羨ましかったよ。
 それを作ってる間あなたはその子を思っていたはずだもの。
 あたしはそんな風にしてもらえない事くらいわかってる。
 だから
 せめて
 あの日あなたが約束したことだけは守ってほしかった。
 借金返済。
 それより先に会いに行ったその子は
 そんなに大事な子なの?
 あたしにはどうすることも出来ない。
 すべての借金を返すためにちゃんと考えてほしい。
 出来るだけ助けていくつもりだよ。
 でも、あたしが助ける事が
 あなたのためになっているのか自信がなくなった。
 
 起きたんだね。
 これを書いてる後ろに彼がいる。
 あたしに背中を向けて、テレビを見ている。
 このままこのブログを開けたまま帰るね。
 あなたに伝えたいことだから。
 伝えなくちゃいけないことだから。
 あたしは変わらない。
 あなたが大切で、あなたの横にいられたらそれでいい。
 あなたがくれたメール。 
 「となりに寝ててくれるだけでいいから」
 今になって思ったの。
 それって前の日に嘘をついた後ろめたさだったのね。
 急に悲しくなったよ。 
 先週は残業でずっと会えなかったよね。
 わずかに空いた時間に会いに行ったのは
 あたしじゃなかった。
 いいんだ。
 それがあたしだってわかってる。 
 もう、嘘はつかないでね。
 嘘をついたらその相手に会いたくなくなるのよ。
 ひとつの嘘が次の嘘を生む。
 そして、嘘をつくのに疲れて 
 その相手に会うのがいやになるのよ。
 そんな風に終わるのだけはいやだもの。
 また眠っちゃったんだね。
 おやすみなさい。
 もう帰るね。
 このままこの記事を開けていくよ。
 じゃあね。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
2007-10-25 Thu 23:51
 どうやら風邪を引いたらしい。
 職場ではあちこちでセキをする人が続出。
 大丈夫と思っていても
 蔓延する風邪に負けてしまった。
 
 彼は連日の残業。 
 遅くまで繰り返される会議。
 11月前半までが勝負なんだと話してくれた。
 彼に恥ずかしくないように
 あたしもがんばろう。
 そのためにも風邪は治さなきゃ。
 
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
あなたとの違い
2007-10-24 Wed 14:11
ゆうべ、職場のチーフの話しをした。
体調を崩して休んでいたチーフ。
出勤しても、何も食べられない状態で一日を過ごした。
そんな話しを彼にした。
「食べて来てって言ってんのにさ〜」
「で、まっひーは何て言ったの?」
「食べなよ〜って」
「オレには
  『えええ〜〜〜あれ食べる?これも食べなきゃ〜…』
 って言うじゃん〜」
「そうだけど〜〜〜」
「オレとSさんどっちが倒れたら困るのよ〜〜」
仕事としてはチーフ。
でも、気持ちの上で倒れて悲しいのは彼。
そんな事、彼だってわかってる。
彼が元気でいる事がアタシの元気のもと。
彼が笑っていられる事がアタシの笑顔のもと。
彼とチーフの違い。
思いの違い。
誰かを気にかける時
その人への思いを知る。
彼は元気に仕事をこなして行く。
会えなくても彼が元気でいたらそれでいい。
今日も一日がんばってね。
倒れない程度にね。
あなたが倒れたら、チーフの数十倍心配なんだから。
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
おつかれさまでした。
2007-10-23 Tue 23:55
 今日は彼もあたしも残業。
 それでもあたしは早めに家に帰れた。
 彼からは「今終わった」と電話があった。
 今日の残業は仕事関係者の会合。
 「面白かったよ」
 ふざけることもなく真面目に話してくれた。
 彼の会社の話は合併前から聞いてきた。
 合併に至るまでの経緯も簡単でもその都度話してくれた。
 いつの間にかあたしには会社の彼が目に浮かぶようになった。
 いつも文句を言いたくなる前社長。
 何かと噛み付いてきていたオメメパチクリ子ちゃん。
 新しく入った彼の部下。
 彼が信頼できるといった上司。
 気の合わない部長。
 まるであたしがそこに居るかのように思い浮かべられる。
 今日の会合は勉強会のようなものだという。
 その会合を終えた彼は大きい何かを感じたらしい。
 あたしには見えないほど大きい何か。
 今日感じたことを話す彼は仕事をしている彼。
 キビキビとした話し方に説得力のある言い回し。
 知り合って間もない頃
 職場からメッセを繋いだ彼に感じた
 遠い距離は今はもうない。
 あたしにとって仕事をしているときの彼も
 大切だと思えたから。
 
 数回の電車の乗り換え。
 そのたびに掛けなおした電話は
 彼が今眠りについて切れた。
 「おやすみぃ〜・・・」
 眠そうな声。
 お疲れ様でした。
 今日得たものはあなたにとって大きい事だったんだね。
 きっとあたしにはわからないこともたくさんあるけれど
 あなたの話を聞くのが楽しいよ。
 あなたが何を見て何を感じてどんな風に思っているのか
 それがわかるだけで嬉しい。
 今夜はたくさん寝てね。
 また明日は明日でがんばろうね。
 
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
待つ時間
2007-10-22 Mon 19:27
彼を待っている。
いつもの街のいつもの場所。
いつもより少し遅い時間。
彼もアタシも残業。
会える時間は限られる。
ほんの1時間だけでも会う為の待ち合わせ。
顔を見て、
おつかれさま〜と言って
顔を見て笑って、
何食べる?って聞いて、
何でもいいって答えて、
毎回同じやり取りをする。
見慣れた街を歩きながら
腕を組み、
手を繋ぎ、
2人の時間が流れる。
彼を待つ時間。
彼が笑う声を思い出す。
呆れながら「まっひ〜〜…」
と言う彼を思い出す。
そして、
早く会いたいと思う。
悪友Yが言った
「毎日会っててよく飽きないね〜〜」
どんなに同じ事の繰り返しでも
一緒にいたいと感じる。
どんなに切ない夜でも
そばに居たいと感じる。
今まで変わらなかった思いは
きっとこれからも変わらない。
ここで彼を待ちながら
彼の姿を探す。
もうすぐ彼が来てくれる。
いつものように笑いながら。

待ってるよ。
いつもの場所で、
早く来てね。
ちゃんと待ってる。
「まっひ〜」って。
笑ってね。
あたしも笑うよ。
ニヒヒヒ〜〜って。
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
歩いてきた道
2007-10-21 Sun 10:55
 彼が昔住んでいた町に行った。
 きっかけはプール。
 その町にある区営プールに行こうと出かけた。
 バスに乗り彼が暮らしていた町に。
 昔を懐かしむ彼。
 「あの店旨いんだよ〜・・」
 その町を歩いていた彼が見えるような気がした。
 「オレが住んでたアパート行ってみる?」
 「うん。行ってみたい〜まだあるかな〜」
 細い裏道の階段を下りてその先に続く住宅街。
 「あった・・・懐かしいな〜・・」
 「あの部屋。201号室。」
 「あそこか〜・・」
 あたしが出会うずっと前の彼が暮らした場所。
 彼がそこで何を思い過ごしていたのかは知らない。
 でもそこに居た彼が今の彼に続いているんだと思った。
 2時間のプールでの運動。
 何度も往復する彼にその横をただひたすら歩くあたし。
 息を切らしながらも気持ちよさそうに泳ぐ彼を
 目で追いながら歩いていた。
 「何も考えないで泳ぎたい」
 仕事が忙しくて頭をフル回転で働いた1週間。
 「脳みそを空っぽにしないとね」
 そう言ったあたしに答えた彼。
 程よい疲れのまま駅までの道を腕を組んで歩いた。
 歩道に移る2人の影。
 「お散歩もいいよな〜ほら・・」
 彼が2人の影を指差した。
 照れくさくてただ微笑んだ。
 「嬉しい?」
 「うん。嬉しい」
 「おれも」
 昼下がり、腕を組んで歩く懐かしい町は
 あたしを幸せにしてくれた。
 
 体が冷えてしまって夜に体調が悪くなってしまった。
 じっと丸くなって眠るあたしに
 何度も声を掛ける彼。
 「まっひー・・大丈夫か・・」
 途切れ途切れの記憶の中で
 彼の声と彼の手のぬくもりだけが残っている。
 背中に触れる彼のぬくもり。
 そして触れた唇。
 「まっひー・・」
 彼の心配そうな声に
 早く元気になろうと思えた。
 体を温めて、彼が敷いてくれた布団で
 時間までぐっすりと眠った。
 彼のそばで安心して
 彼がそこに居ることに安らいで。

 帰りの電車の中も眠り続けたあたしが
 彼からのメールに気がついたのは夢だった。
 夢の中のあたしはケータイを見ていた。
 見ている画面の中に文字が流れた。
 『メールが届いています』
 あたしは彼からだと嬉しそうにメールを開けた。
 そしてそこで目が覚めた。
 同じようにメールを開けた。
 彼からのメールが入っていた。
 15分も前に入っていたことに気がつかずに居た。
 開けたメールには短い文字
 「大丈夫か?寝てない?」
 彼に守られているような気がした。
 彼が見守っていてくれる。
 そんな気がした。
 「寝過ごさずに済んだよ〜・・・」
 返信をした。
 今のあたしを支えているもの。
 彼がそこに居てくれるという事実。
 特別なことじゃなくても
 ただ普通の事でも
 彼がそこに居てくれる。
 それが今のあたしには大切。
 同じように彼の支えになれたら。
 それであたしはきっと「幸せだ」と思える。

 
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
待ち合わせ
2007-10-20 Sat 07:30
 「電車?」
 「今発車したところ」
 「じゃあ、そのまま行っちゃってて」
 「わかった」
 小声で話す電車のなか。
 そのまま彼の住む町での待ち合わせ。
 『家に帰って鍋でもするか〜』
 彼からメールが来ていた。
 いつもの町を通り越して彼の町に。
 待ち合わせは近所のスーパー。
 鍋の材料を買いながら彼を待つ。
 いつもと同じ店でいつもと変わらない買い物。
 それなのに気持ちが違った。
 仕事終わりに一緒に買い物をして帰る。
 そんな些細なことでも新鮮に感じた。
 彼からの電話
 「まっひーどこにいるの〜?」
 「今ね〜バター握り締めて立ってる〜」
 「握り締めてんの〜〜??溶けるだろ〜〜」
 そんな会話をしているうちに電話の向こうの彼がつぶやいた
 「握り締めてるな〜・・」
 振り向いても彼は見えない。
 「どこ〜?」
 「どこだ〜」
 ふざける彼を探して2個奥の棚の間に彼を見つけた。
 なんでもないこと。
 きっと誰もがしていること。
 仕事帰りに買い物をして
 一緒に帰る。
 それだけのこと。
 でも嬉しくて楽しかった。
 会計を済まして店を出て
 雨の降る中をかさをさしながら
 片手に買い物をした袋を提げて
 笑いながら歩く夜の道。
 普通な事の幸せ。
 「こういうのもいいでしょ?」
 「うん」
 暗い夜道。彼が居れば気持ちも明るくなる。
 普通のことが何より大切だって思える。
 
 今日も彼のところ。
 「鍵開けておくからねー」
 「わかった〜〜」
 「あした目が覚めたらまっひーがいるんだな〜」
 何気なく彼が言った
 「起きてるかもしれないけど〜」
 おやすみ。と言って彼の家を出た。
 おはよう。と言って彼の家に行く。
 寝てる間の数時間。
 そこに居なかっただけ。
 
 まだ寝ていてね。
 もうすぐ行くから。
 夢を見ていて。
 出来ればあたしの夢を。
 まるでずっとあたしが居たかのように。
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
彼の変化
2007-10-18 Thu 23:31
 彼からの電話。
 「今、六本木終わった〜」
 前に務めていた会社との打ち合わせ。
 会えないことはわかっていたし、
 彼が仕事に前向きに夢中になっていることが
 嬉しくもある。
 やりたい仕事を思いっきりやってほしい。
 忙しくなれば会える時間も少なくなる
 でも彼の楽しそうな顔を見ることのほうが
 今のあたしには安心。
 身の置き場に迷って
 進む道も見失いかけて
 仕事に対してもやる気を感じられなかった日々。
 それを思えば今の忙しさは
 本来の彼の居る場所のような気がする。
 
 このブログの話をした。
 ここ書く内容の中に彼へのメッセージがあるという。
 彼がこのブログを読み始めたことで
 彼にしかわからない変化が出てるという。
 無意識の彼へのメッセージ。
 ううん。
 無意識のようでも
 どこかで彼に伝えたいことを書いているんだと思う。
 彼にしかわからない言い回しや
 微妙な言葉がきっと彼には伝わる。
 今もこの記事を読んでいるのかもしれない。
 ねぇ。
 読んでる?
 あたしね。
 さっきあなたが言った言葉にどきどきしたのよ。
 あなたの変化を感じ取った社長さんの言葉と
 あなたが言った言葉に。
 あなたがどんな風に変わったのかは
 きっと昔を知る人にしかわからない。
 あなたの変化がいい変化であってほしい。
 あたしと居ることでいい変化になっていて欲しい。
 「頼って生きています」
 ただの言葉かもしれない。
 深い意味なんてないのかもしれない。
 でもね、
 あたしには深く心に残ったの。
 あなたのそばに居ることの意味も、
 あなたを支えたいという思いも
 無駄じゃないって思えたの。
 
 「眠くなってきたぁ〜・・」
 電話で話していた彼の話し方が眠る寸前の声になっていた。
 「もう寝ようか〜」
 「はい・・・おやすみなさいまし・・・・」
 「うん、おやすみなさい〜」
 今彼が眠りについた。
 今日一日の終わり。
 心はそばに居ることができた。
 ゆっくり寝てね。
 また明日がんばろうね。
 
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
2人だけ。
2007-10-17 Wed 07:15
 2人にしかわからない事。
 2人にしか通じない言葉。
 特別わからないようにしてるつもりじゃない。
 ほんの小さな出来事から始まる2人だけの言葉。
 「品川経由で帰ろうか〜」
 「じゃ〜品川に向かうね〜」
 「つなぎ目で待ってて〜」
 メールのやり取り。
 つなぎ目。
 2人にしかわからない待ち合わせ場所。
 『つなぎ目』
 一瞬何のことかわからないまま品川に向かって
 ふと頭に浮かんだある日の会話。
 「まっひーどこに居る〜?」
 「今ね〜本屋さんとCD屋さんのつなぎ目ー」
 「つなぎ目〜??」
 「うん。ちょうど真ん中だもん」
 「つなぎ目って〜〜」
 彼の職場の駅での待ち合わせ。
 そのときに話したつなぎ目。
 忘れてしまいそうな出来事。
 それを彼は鮮明に覚えていた。
 何の説明も要らない。
 2人だけに伝わる言葉。
 それだけの時間をあたしたちは過ごしてきた。
 それだけの思いを重ねてきた。
 あたしが何気なく言う一言を
 彼の記憶の中に残していけたら
 今あたしがここに居る意味はある。
 同じように彼の言う一言を
 あたしの記憶の中に刻めたら
 彼と過ごしている今を忘れないで居られる。
 
 あたしが何気なく言う事を
 彼はあたし以上に覚えている。
 あたし自身が覚えていない言葉まで。
 「この間もそう言ってたよ〜」
 「そうだっけ〜〜〜〜?」
 「そうだよ〜〜」
 そう言ってあたしの口真似をする。
 見ていてくれるという事に
 嬉しさと恥ずかしさが交差して
 笑みがこぼれる。
 電車の中
 「まじめな顔して見詰め合ってみよう」
 彼の提案に
 ホンの数秒もまじめな顔をしていられなかった。
 目の前に居る彼と見詰め合って
 そこに居ることが嬉しくて
 笑ってしまう。
 「だめじゃん〜〜」
 「だって〜〜」
 些細なことでも
 小さなことでも
 あたしには大事なこと。
 大切な時間。 
 その瞬間のすべてを消えないように
 ここに閉じ込めていきたい。
 
 
 
  
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
気持ちだけで充分。
2007-10-16 Tue 06:07
 彼と食事。
 前にも行った事のあるバイキングのお店。
 込み合う店内に響き渡った音楽
 「ハッピーバースデー〜〜」
 離れたテーブルにケーキが運ばれていた。
 唐突に彼が話し始めた。
 「誕生日に予約するとケーキ出してもらえるんだよ」
 「そうなの〜」
 「1000円と3000円のがあって・・」
 「へ〜〜〜」
 「まっひー、名前とか言われるのいやだろうって思ってさ」
 「え?」
 「当日だと焼くのに1時間かかるって言うからやめたんだ」
 「ええ・・」
 誕生日に何もしなかった事を気にしていた。
 それはわかっていた。
 特別じゃなくてよかったし
 彼が気にしてくれただけで幸せだって思えた。
 お皿を手に戻ってきた彼。
 「ハッピーバースデー」
 そう言って置かれたお皿には小さなケーキが数個。
 頼むのをやめたケーキの代わりに彼が持ってきたケーキ。
 ささやかでも祝おうとしてくれたこと
 忘れない。
 店を出ようと歩き始めると店員のお兄さんが彼に話しかけた。
 「あ。ケーキ間に合いましたか?」
 「ああ。時間ないからやめたんだ」
 「そうなんですか・・・」
 少し離れたところから聞こえる2人の会話に
 嬉しさがこみ上げた。
 彼のそばに居れてよかった。
 彼を好きでいてよかった。
 
 いつもの駅。
 「じゃあね〜」
 そう言って手を振って歩き出した。
 しばらくして電話が鳴った。
 相手は彼。
 「どしたの〜?」
 「まっひーじゃあね」
 「うん。じゃあね」
 「ヒヒヒ〜今電話鳴ってオレかと思って振り向いたでしょ〜」
 「ええ〜〜見てたの〜〜〜〜〜〜」
 「うん。見てたぁ〜〜」
 「もう〜〜恥ずかしいじゃん〜〜」
 ちょっとしたいたずら。
 彼らしいいたずら。
 振り向いたあたしはきっとあなたを探してた。
 そのあたしをあなたは感じてくれたはず。
 あなたがそこに居ることがあたしにとっての支えです。
 ありがとう。
 気にしてくれて。
 ありがとう。
 居てくれて。
 ありがとう。
 そのままのあなたでいてね。
 
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
あなたの声。
2007-10-15 Mon 07:14
 長い時間の電話。
 電話を繋いだままのお絵かき。
 彼が描く絵を見ながら話をする。
 彼は聞いていないように無言で絵を描く。
 それでも聞いている。
 返事はいつものように
 お絵かきの中。
 時々あたしのリアクションにこらえ切れなくなって
 笑い声が漏れる。
 「ククククク・・・・・」
 「なにそれ〜〜〜〜〜卑怯者〜〜〜〜」
 同じ時間を楽しんで
 お腹が痛くなるほどに笑う。
 「だめ〜〜〜お腹痛い〜〜〜〜〜」
 電話の向こうの彼も同じように笑い出していた。
 「あはははははは〜〜〜〜〜」
 そばには居ない。
 そこには居ない。
 でもこんなにも心が近い。
 早口言葉の言い合い。
 あたしが苦手そうな言葉の羅列に
 想像通りに失敗するあたし。
 爆笑する彼。
 特別なことじゃない。
 変わったことなんかじゃない。
 ほんの短い時間でも
 心がつながっているんだと感じられれば
 それでいい。
 「もう寝るぞ〜〜・・・」
 「うん。寝よう〜」
 「おやすみ〜」
 「おやすみね〜〜」
 眠りに落ちる彼が目に浮かんだ。
 その彼を心の中で抱きしめて。
 彼がそこにいるように抱きしめながら
 眠りについた。
 
 ムリせず、お互いの時間を大切にしながら
 そばにいよう。
 彼の笑い声が消えないように。
 彼が笑うから
 あたしも笑える。
 いってらっしゃい。
 今日は早く終わるかな。
 早くなくてもいいよ。
 あなたが仕事に夢中になっている姿も
 あたしは好きだから。
 待ってるね。
 いつもの場所で。
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
不在着信
2007-10-14 Sun 13:02
 呑みに出かけていた彼。
 朝のメールの返事は「まだ呑んだくれてる〜」
 もう彼の家に向けて電車の中だった。
 電話で話しながら彼と待ち合わせ。
 そのまま彼の家に。
 「今日はやめようか」
 「なんでー」
 「眠いでしょ」
 「大丈夫よ」
 「寝てないんでしょ」
 「1時間くらいは寝たよ」
 そんな会話をしながら帰り着いた彼の部屋。
 いつものように洗濯をして気がつくと
 彼は熟睡していた。
 一通り片付けてそばで一緒に寝て。
 3時間経過しても起きそうにない彼を
 起こすのもかわいそうで
 かといって何もしないでそこにいれば
 寂しくなってしまうような気がして
 買い物に出かけた。
 あちこちの店を見て歩いて
 休憩しようとマクドナルドでコーヒーを飲み
 ケータイを取り出すと
 不在着信11件。
 子供に何かあったのかも・・と不安になりながら開けたケータイ。
 彼だった。
 メールが1件。
 「まっひーどこだぁ〜〜」
 目を覚ました彼があたしが居ない事で探していた。
 笑ってしまった。
 着替えだって置いたままなのに。
 ちゃんと顔も見ていないのに。
 帰ったりしないのに。
 「着信11件って何事かと思うじゃん〜〜」
 「起きたらいないんだもん〜〜〜〜」
 「何時に起きるか判らないからさー・・・」
 「部屋にいてくれればよかったのに・・・」
 「昼ころまではいたのよ」
 「うん」
 「今帰ってるところだから」
 「わかった。待ってる」
 帰ると彼は当然起きていた。
 荷物を降ろしたあたしに手を広げてそばに呼ぶ
 「まっひーー」
 抱きしめてそこにいることを確かめるように
 顔に触れる。
 その腕の強さが彼の気持ち。
 抱きしめて耳元でささやいた。
 「誕生日ごめんな」
 何もいわずにうなずいた。
 彼の思いを感じて
 涙がこぼれた。
 声を出さずに彼にしがみついたまま
 彼の肩で涙を拭いた。
 
 どこにも行かない。
 あなたがいて欲しいと思ってくれる間は。
 いなくなったりしない。
 あなたへの思いが消えたりするまでは。
 小さなことで不安になるのは
 自信がないから。
 自分に自信がないから。
 そしてあなたが大切だから。
 誰よりもあなたが大切だと思うから。
 大切なものを失いたくないから。
 だから許してね。
 それもあなたへの思いだから。

 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
がんばるご褒美
2007-10-13 Sat 07:19
 最近仕事が忙しく問題点も山積。
 「疲れてるね」
 チーフに言われた。
 そのチーフも限界なほどに疲れた顔をしていた。
 「何とかしないとねー」
 話し合いはお互いに元気なときにしようと
 週明けに持ち越した。
 このライトを書こうとPCを点けたまま
 寝てしまっていた。
 
 彼からは数回の電話と数回のメール。
 新しいプロジェクトチームの親睦会。
 「いい会社です。みんないい人」
 帰りの電車から届いたメール。
 何でかうれしかった。
 仕事に前向きになっているのが
 彼らしい。
 「がんばった自分へのご褒美だね」
 そう彼に送った。
 彼からの返信は
 「がんばる。自分へのご褒美だよ」
 そう。
 がんばる。これからも。
 終わりのご褒美じゃなくて
 これからもがんばる自分へのご褒美。
 前向きに先の先まで見つめて彼の仕事が始まる。
 彼の行く先を一緒に見ていたい。
 そう思った。
 
 いつもの新宿。
 2次会の店の前からの電話。
 「あした待ってるね」
 「うん」
 「鍵開けておくから入ってきてね」
 「うんうん」
 少し酔った口調で何度も言う彼。
 今頃は裸で眠っているだろう。
 もうすぐそばに行く。
 待っててね。

 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
2人の原点
2007-10-11 Thu 07:57
 ケーキを食べた。
 子供と一緒に。
 スタッフがくれたケーキ。
 そして彼からのメール。
 「ほんとにごめんな」
 彼には
 何かしてほしかった訳じゃないこと。
 何か買ってほしかった訳じゃないこと。
 ただ一言
 「おめでとう」って言ってほしかったこと。
 そんなことを返信した。
 戻ってきたメールには
 「ヤフーにつないで」
 短い返事。
 メッセンジャーをつないだ。
 彼の名前をクリックして
 立ち上がった窓には
 あたしたちが遊んだお絵かきが出ていた。
 画面いっぱいに書き込まれる文字
 「おめでとう」
 その下に小さなケーキの絵が描かれた。
 「ここが原点」
 彼が言った。
 「そうね。ここから始まった」
 涙があふれた。
 たわいない話から始まった関係。
 あれから1年半。
 何度もその窓を通して話をした。
 悲しいことも嬉しいことも
 不安も安心も
 声が聞こえないまま泣いたことも
 息が切れるくらい笑ったことも
 始まりの場所。
 出会った場所だから大切にしたい
 彼が言ったことがある。
 あたし達はこれから何度こんな風に話していくんだろう。
これからどんな涙を流すんだろう。
喜びの涙も。
哀しみの涙も。
恋しさの涙も。
切なさの涙も。

「何も考えないで眠って」
彼に言った。
「ここで話せたから大丈夫」
彼が答えた。

誕生日。
一日の終わりに彼がいた。
それだけでいい。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
たんじょうび
2007-10-10 Wed 23:44
 おめでとう。
 アタシ。
 去年の誕生日。
 彼に言わずに過ごした誕生日。
 
 今年の誕生日。
 悪友Yから朝一の『おめでとう』メール。
 昔からの友達からの『おめでとう』メール。
 職場に着くと
 同じフロアーの子が抱きついて
 「ハッピーバースディー」と言ってくれた。
 一日中、
 アタシの誕生日を知ったスタッフがおめでとう〜と。
 同じリーダーをしているスタッフが
 ケーキを買って来てくれた。
 「子供さんと食べてね」と。
 いつも悪態をついているスタッフも
 自分の引き出しから小さな人形をくれた。
 「なによ〜〜捨てるつもりだったんじゃないの〜」
 笑いながら言ったけど
 嬉しかった。
 みんなが祝ってくれた。
 いい一日だった。
 
 彼は。
 アタシの誕生日を忘れていた。
 忘れているだろうとわかっていた。
 彼には食事をしながら言おうと思っていた。
 「今日はアタシの誕生日だったんだよ〜」って。
 笑いながら言えると思っていた。
 「忘れてたでしょう〜〜」って。
 でも。
 食事は出来なかった。
 ゲーセンのパチンコ。
 楽しそうにしている彼。
 時間は過ぎて帰ろうと決めた。
 「そろそろ帰るね」
 「なんで、いつも帰るの10時じゃん」
 「今日アタシの誕生日なの」
 「え?」
 「ケーキ買ってくれたの子供と食べてって」
 「今日10日か・・・」
 何かして欲しかったわけじゃない。
 ただひと言
 「おめでとう」って言ってほしかっただけ。
 彼はバイバイと言う瞬間まで
 「ごめんな」といい続けた。
 「いいよ、しょうがないと思ってるから」
 そういうアタシに
 「怒ってるよな」と。
 怒ってなんかいない。
 本当にしょうがないんだって思ってる。
 帰りの電車の中で
 ケーキをくれた彼女の声が聞こえた
 「おめでとう〜いつもありがとうございます」
 涙がこぼれた。
 アタシが生きている意味。
 アタシがここにいる意味。
 アタシを受け入れているという証。
 アタシは
 生きてる。
 ここで。
 
 
別窓 | 未分類 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
あのね
2007-10-09 Tue 18:24
あのね
昨日言った事。
本心だよ。
ううん。
本心とは少し違うか。
あなたの為にいないほうがいいんじゃなくて
誰かを想ってるあなたを見ている事が出来ないだけ
信用してるとか、
してないとか、
そういう事でもない。
あなたがアタシと居てくれる事に
あなたの気持ちがあるってわかってる
それを嬉しいって思ってる
でも、その時間を誰かのために使いたいと少しでも思うなら
そう言ってね。

あなたが言った「最悪の結果」
それを選ばなければ行けない時が
いつか来るかもしれない。
哀しくて哀しくて
何もかもを放棄してしまうかもしれない。
でもその時には
あなたも同じ痛みを感じているんだと思う。
あなたが何度も言った
1年半という時間。
同じ時間を過ごして来た。
その時間に見合うだけの思い出をあたし達は手に入れた。

今まで通り。

あなたがくれたメール。
この時間を続けて行くほど
思い出は積み重ねられていく。
昨日のあたし達も。
今日のあたし達も。
消えない記憶に刻んで行くよ。
あなたとの時間を。

「まっひーがオレを元気にしてるんだよ」

元気でいてね。
いつまでも。
笑っていてね。
これからも。
あたしも笑うから。
いつもみたいに
「ニヒヒヒ」って。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
音沙汰なし
2007-10-08 Mon 06:50
 彼からの電話は日曜の朝。
 短い電話。
 「電話来たから切るねー」
 そう言って切れた電話。
 その後はメールへの返信もなかった。
 一晩待ってみた。
 でも音沙汰はない。
 こんな時に思う。
 休みの一日に思い出してはくれないのかな・・・って。
 実家に帰ったのかな。
 でも何も言ってくれないんだな・・・って。
 土曜日。
 2つのケータイを並べておいている彼。 
 どちらかが鳴ればすぐに中を覗いて返信をしていた。
 そんな時でも気にしない。
 自分に言い聞かせて。
 その度に自信はなくなる。
 何度も開けられるケータイ。
 音沙汰がなくなったことで
 また思い出す。
 コッソリケータイを覗いてる彼を。
 返信をしてる彼を。
 帰る時間。
 名残惜しくて立ち上がれないあたし。
 彼の隣りにしゃがんで話をしていた。
 不意に彼がケータイをあけた。
 誰かからのメール。
 アタシが要る意味なんてない。
 そう感じて立ち上がった。
 「じゃあねー」
 「おう〜じゃね〜」
 忘れようとしてみた。
 彼を好きならそれでいいんだって。
 電話をくれた彼に喜んで、
 忘れようって。
 でも時間がたって忘れる事は出来ないと気が付く。
 彼の気持ちは離れてる。
 
 誰かを見てるよね。
 その人はどんな人?
 嫁にしたいって思った人?
 ねえ。
 アタシに気を使ってるなら
 気にしないで。
 あなたが出来ないなら
 あたしから消えてあげるから
 その方がきっとあなたは楽になれる。
 
別窓 | 凹モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
いい天気だね
2007-10-07 Sun 10:47
 3連休。
 あたしには普通の土日。
 明日にはまた仕事。
 彼とは昨日会った。
 いつものように彼の家に行き
 一日を過ごして
 夜にはお祭りを覗いた。
 買い物をして駅に着くとまだ8時。
 そのまま帰るつもりで彼の家を出た。
 でも駅に着いて時間を見て帰るのが淋しくなった。
 「まだ8時だ・・」
 それ以上言わずに彼を見つめた。
 「オレは止めないよ〜」
 「うん」
 「家に戻る?」
 「うん」
 そのまま彼の腕にしがみ付いて歩き始めた。
 そばに居る時間が長ければ長いほど
 帰るのが淋しくなる。
 離れてる時間が長く感じる。
 彼を思う事で自分を前に向かせて来た。
 何度も後ろを振り返って何度も不安を繰り返して
 それでもここまで歩いて来た。
 彼をただ待つだけじゃなく
 自分の足で立つための仕事。
 あたしなりのやり方であたしなりに前向きに。
 自分らしさ。
 「まっひーって人間だな」
 アタシという人間。
 彼はアタシの行動や発言を面白がる。
 アタシの口調を真似して笑いながら。
 その時に思う。
 アタシが思う以上に彼はアタシを見ていてくれるんだって。
 
 彼からの電話
 「小学校から音楽が聞こえるんだよ〜〜」
 何でもない日曜の午前中
 運動会でもないのに聞こえる音を
 一緒に聞いているような気持ちになった。
 天気のいい日曜日。
 彼は部屋に居る。
 あの部屋のいつもの場所に。
 アタシはここに居る。
 いつものようにここに。
 心は繋がっている。
 そう信じて。
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
おめでとう
2007-10-06 Sat 07:19
 乗り換え。
 降りたホームを歩きながら
 彼からの電話を受け取った。
 「へい!」
 「終わったの〜?」
 「終わったけどね〜やっぱりご飯行く事になったー」
 「奢ってもらえるじゃん〜〜」
 会えないって報告。
 でも心は穏やか。
 「いい仕事になりそうだよ」
 「ホント〜〜よかったね〜」
 彼の仕事が上手く行った。
 「2000万の売上になる」
 「マジで〜〜!?良かったじゃん〜〜〜」
 彼の声がどこか誇らしげだった。
 上手く行く時ばかりじゃない。
 そうじゃない時だってある。
 それでもあきらめずにやってきた。
 自分を信じて。
 どんな状況でも精一杯の事をしてきた。
 合併後、やる気をなくしているように見えた。
 現場を離れて、
 統括する立場になって淋しそうにも見えた。
 これから前のように
 あちこち飛び回る事になるのかもしれない。
 淋しくなるのかもしれない。
 でも、彼の自信に満ちた顔を見られれば
 その方が嬉しい。
 
 よかったね。
 願いが届いた気がする。
 これから忙しくなるね。
 アタシの事を忘れちゃうのかもしれないけど
 がんばってるあなたも好きだから
 待ってるね。
 あたしもあなたに負けないように
 がんばる。
 色々辛い事もあるけど
 やれるだけの事はする。
 それを教えてくれたのは
 あなただから。
 

 
別窓 | 凸モード | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
2007-10-05 Fri 07:14
 アタシは残業。
 途中で彼にメールを送った。
 返事がないまま残業を終えて乗り込んだ電車。
 彼も残業。
 これからは忙しくなる。
 『今月が肝なんだ』
 彼の係わってる仕事。
 これからが一番大事なところになってくる。
 今までのように毎日のように会う事は出来ないだろう。
 土日も毎週休みとは行かないかもしれない。
 例え会えなくても
 彼が前のように仕事に情熱を持ってくれるなら
 アタシは待てる。
 新宿まであと一駅。
 彼からのメール。
 「終わった〜」
 そしていつもの場所での待ち合わせ。
 「まっひーどこにいる?」
 「いつもの所よ」
 「まっひーがよく見えるよ〜〜〜」
 人ごみの中に彼を探した。
 遠くの影に彼を見つけた。
 ガラス越しにアタシを見ながらケータイを持ち
 笑っている彼を。
 そこからアタシはどんな風に見えたの?
 あなたを待つアタシはどんな顔をしていた?
 あなたからの電話に出るときどんな顔をしていた?
 一度でいい。
 あなたから見たあたしを見て見たい。
 どんな気持ちでどんな思いでアタシを見るのか。
 帰り道。
 「明日はまた六本木だよ〜」
 仕事の打ち合わせ。
 「ご飯奢ってもらえるかもね〜〜」
 「う〜〜ん・・。」
 「なに?」
 「奢ってもらうのはいいんだけどー」
 「うん」
 「困る事が一つあるんだよな〜」
 「なになに」
 「まっひーに会えなくなることー」
 ふざけたように言う彼の顔をみて恥ずかしくなった。
 思いがけない答えに
 胸がキュンとなった。
 例えそれがあたしを喜ばせようと言ったとしても
 そう言おうと思ってくれたことが嬉しい。
 「なに〜照れてんの〜〜」
 「もう一回言おうか?」
 「いい」
 「なんで〜困る事が・・・」
 「いいって〜〜」
 「まっひーに会えなくなるー・・」
 
 これから会えない日が増えるかもしれない。
 彼はその時にアタシが凹んでしまう事が心配なんだろう。
 でも彼が仕事に夢中になって
 前のように楽しそうに仕事をしてくれるなら
 それでいい。
 疲れていても楽しそうに。
 怒っていても楽しそうに。
 今やるべき事をやるだけ。 
 そう言って夜中まで仕事をして居ても
 達成感の中の彼はどこか誇らしげだった。
 そんな彼を見る事が出来るなら
 アタシは彼を待つ。
 そして彼を支えたい。
 
 がんばろうね。
 ここからが本当の勝負。
 いつでもそばに居る。
 疲れても
 凹んでも
 そばに居るから。
 何でも話して。
 何でも言って。
 ちゃんとあなたを見てるから。
 進むあなたを見てるから。


 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
最後のライン
2007-10-04 Thu 06:49
 新宿から3個目の駅。
 彼からの電話が鳴った。
 4個目の駅で降りて彼に電話を掛けた。
 「へろ〜」
 そういう彼に答える事ができない自分。
 「新宿で待ってたんだけどさ・・・」
 「そっか」
 「うん・・・」
 「オレもう家よ」
 「うん・・」
 話してるうちに電車が来た。
 彼の家に向かう電車。
 アタシの自宅に向かう電車。
 「まっひーどうする?」
 「どうすればいい?」
 「オレに聞くの〜〜?」
 「うん」
 「子供の事考えれば帰ってあげなって言うし」
 「オレの事言えば会いたいし、来てくれたら楽しいし」
 「はは・・そうだね・・」
 停車した2つの電車。
 アタシはもうドアの前に立っていた。
 「で、まっひーはどうするの」
 「うん」
 「おいでなさいな」
 彼の言葉に押されるように開いたドアの中に入った。
 「もう乗ったよ」
 「どっちに」
 「新宿行きに」
 「うん。待ってる」
 電話を切って
 ドアの前に立つ自分を見た。
 ガラスに映るアタシは
 今にも泣きそうな顔をしていた
 目を強くつぶると
 涙がこぼれた。
 ナゼだかわからない。
 でも涙がこぼれた。
 あと一駅先に行っていたら
 アタシは彼の元に向かっただろうか。
 あの駅がアタシの最後のライン。
 連絡のない彼を待って
 あの駅を過ぎたら
 きっと戻る事はしなかった。
 連絡がない間アタシは思っていた。
 自分が彼に必要とされているのかって。
 アタシの存在は彼に何の影響も与えないって。
 会いたい。と。
 素直に言う事が怖くて。
 無邪気に話す事が怖くて。
 黙り込んだ電話。
 それでも乗り込んだ電車。
 「まっひーらしいよ」
 新宿行きの電車に乗ったあたしに彼が言った。
 あたしらしく。
 あたしのままに。
 こぼれた涙は新宿に着く前に消えた。
 彼の部屋に着くころには
 笑う事が出来た。
 疲れてしまっていた彼を抱きしめて
 「おやすみ」と
 手を握った。
 あたしらしく。
 「じゃあね」と
 手を振った。
 あたしのままに。
 
 
別窓 | 凸モード | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
2007-10-02 Tue 07:00
 ねぇ。
 何となく距離を感じたよ。
 沈黙の時間。
 何かを考えているあなたを視界の端に捕らえながら
 あなたの見ている先を思ってみたの。
 これからの事を話すあなたを見ながら
 昔感じた遠い距離を感じた。
 アタシの知ることのないあなたを。
 アタシ達はここから先
 変わっていくのかな
 アタシの想いは変わらないけど
 あなたの想いはきっと変わっていくんだろうね。
 何となくそれが目の前に来ている気がしてならない。
 アタシね。
 アタシ。
 どうしたらいいか判らないんだよ。
 どうしたらあなたの為になるのかわからないんだよ。
 あなたがどうしたいのかわからない。
 あなたの望む事をしてあげたい。
 その為にアタシが出来る事がなんなのか
 わからない。
 だから教えて。
 アタシはここに居てもいいの?
 アタシはあなたを好きでいてもいいの?
 
 「じゃあね」
 「バイバイ」
 あなたに触れて手が離れる。
 歩き出す時にあなたは何を思っていた?
 アタシはあなたを思っていたよ。
 今日も雨だね。
 一日がんばろう。
 あなたの思う仕事が出来るように
 ここから応援してるね。
  
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
あなたが好きよ
2007-10-01 Mon 05:46
 彼が戻ってきたのは昼前。
 帰りの電車から数回のメール。
 「11時には戻ってるから〜待ってるね〜」
 凹んでいる訳でもなく怒ってる訳でもなく
 ただテンションが上がらない。
 いつものようにはしゃげない。
 そんな気分。
 洗濯をして片づけをして
 いつもと同じようにして居ても
 何か淋しさが残る。
 「まっひー」
 彼が手を広げて呼ぶ。
 笑えないまま腕の中に納まって
 彼の首にしがみ付いていた。
 彼のぬくもり。
 抱きしめる腕の強さ。
 彼が話をして居ても耳の奥に届かない。
 何かを考えていたのかといえば何もない。
 しがみ付いたままただ彼を感じているだけ。
 何も考えたくなかった。
 何も見たくなかった。
 彼は時折アタシを覗き込んだ。
 声を掛けては覗き込む彼に答えることができない。
 無心になりたかった。
 アタシはひたすらプラモデルを作った。
 やりかけのプラモデル。
 集中する事で何も考えずにいられた。
 迷いも不安も心細さも何もかも。
 目標の所まで出来上がったのは7時だった。
 出来上がったパーツを並べて微笑むあたしが居た。
 「お〜出来たじゃん〜」
 彼の声が耳の奥に届いた。
 耳から体全部に彼の声が届いた。
 何も言わずに手を広げた彼の腕の中に納まって
 昼と同じように彼の首にしがみ付いた。
 同じぬくもり、同じ距離。同じ腕の強さ。
 アタシの心には一つだけ答えが見えた。
 「あなたが好きよ」
 無心になって自分を見つけたとき
 一番最初に心に浮んだのは彼を好きだと言う事だけ。
 「どした?」
 彼が聞いた。
 アタシは首を振った。
 心の中では答えていた。
 「あなたが好きよ」
 変えたくても変えられない答え。
 全てを消し去ってもきっと消える事がない答え。
 
 アタシね。
 あなたが何をして居ても
 あなたが好きなの。
 忘れてしまいそうになるけど
 あなたが好き。
 日常では当たり前すぎて
 見えなくなってしまうけど
 あなたが好きよ。
 それだけは覚えていてね。

 
 
 
別窓 | 凸モード | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| ライトって難しいよ・・・。 |