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2008-04-30 Wed 06:55
宇多田ひかるの『addicted to you』を聴いていた。
『毎日会いたくてこの気持ちどうすればいいの 今おとなになりたくて いきなりなれなくて』 大人になっても思うことは同じ。 どんなに年齢を重ねても 誰かを心から愛おしいと思う事は 大人も子供も同じ。 大人になればわがままも 独りよがりの考えも なくなるわけじゃない。 抱えるものが大きくなればなるほど 切なくなって 持ちきれないくらいの思いを どうすればいいのかわからなくなる。 割り切って付き合う恋愛もあるのかもしれない。 きっとアタシと彼も始まりは同じ。 『ライト』に『楽しく』 でも心から大切だと思うときには 楽しいだけじゃなくなる。 『ライト』だけじゃいられない。 思いを消して 割り切ることが大人の恋愛だと言うなら 大人じゃなくていい。 大人でも子供でもない アタシだけの恋愛でいい。 心のままに彼と過ごせるなら それでいい。 大人になると共になくしてきたこと。 きっとたくさんある。 無邪気に笑うこと。 小さなことにすねること。 声を上げて泣くこと。 嬉しいことを嬉しいと体中で伝えること。 アタシは彼と出会ってなくしてきたものを 取り戻した。 大人ではなく 人として。 女として。 今のアタシには 取り戻したものが生きてる証。 心が生きている証。 心を表現できる生き物は人間だけ。 心を隠すことも 心を表すことも 自分で選べる。 それならアタシは 心のすべてを伝えたい。 あるがままに。 心のままに。 大人として。 ひととして。 女として。 |
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2008-04-29 Tue 06:53
いつもと変わらない朝。
いつもと同じ電車に乗って いつもと変わらない乗換え。 違ったのは彼からの電話。 乗り換えの電車がホームに入ってきた時だった。 「もしもし・・風邪引いた・・・家にいるから・・・」 「やだぁ〜〜大丈夫?ちゃんと寝ててね・・」 「うん。大丈夫・・・」 いつもとは違う彼の声に気持ちが揺れる。 『このまま仕事を休んでしまいたい』 でもそれを彼は喜んだりはしないってわかってた。 心配な気持ちを抑えて仕事をこなして 1分でも早く彼のところに行きたかった。 残業もなく仕事を終えて彼にメールを入れ 途中から電話も入れた。 返信も電話が繋がることもないまま 彼の部屋に向かって 見上げた部屋の窓。 明かりが消えたままの部屋。 それがアタシの不安を大きくした。 暗い部屋の中で眠る彼が居た。 ただひたすら眠る彼。 そっと体に触れて熱があることを知った。 彼を起こさないように彼の背中を抱きしめて 『ちゃんといるよ・・安心して・・・』 心の中で話しかけた。 彼の具合が悪くなるたびに あたしに出来る事は何だろう・・ そう思って 自分の無力さに切なくなったりした どんなに彼の熱が高くても 時間になれば帰らなくてはいけない 彼をひとり残して帰ることの辛さ それを何度も味わった きっとその辛さはいつになっても変わらない。 せめてそばにいる時には 精一杯彼のそばに居よう。 彼が望むことをしてあげよう。 彼が元気になれるように 彼が少しでも楽になれるように。 「ここに置いてるのがいい・・」 彼があたしの手を取っておでこに乗せた 微熱のある彼。 触れていることで安心してくれるなら いつまででもそうしてる アタシに出来ることは そんな事だけ。 でもそれが何よりも大切なのかもしれない。 彼がアタシを必要としてくれる アタシの手に安心してくれる それがあたし達が過ごしてきた時間の答え。 早く元気になって。 あなたが元気でいることがあたしの元気のもと。 あなたが笑っていることが アタシの笑顔のもと。 今日もゆっくり寝ていてね。 仕事が終わったらすぐに行くからね。 ちゃんと行くからね。 |
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2008-04-28 Mon 07:14
アタシは彼のしたいことを。
彼はアタシのしたいことを。 いつも2人が思っていること。 時にはお互いがそう思いすぎて すれ違ってしまうこともある。 アタシは彼の楽しそうな顔が見たくて 彼はアタシの楽しそうな顔が見たくて 彼が言った 「それはガマンじゃないよ」 それはアタシも同じ。 彼のことを思ってすることもしないことも ガマンではない。 そうしたいから。 彼に笑っていて欲しいから。 日曜。 彼とは会えない日。 メールと電話で連絡を取りながら 一日を過ごす。 歩きながら話す彼。 笑いながら話す彼。 彼の声を聞きながら彼の姿を思い浮かべる まるで隣にいるように まるでそばにいるように 「寝るか〜」 眠そうな彼が言う。 「寝ようか〜」 アタシが答える。 「おやすみね」 「おう、おやすみ〜」 「じゃーね」 「じゃぁね〜」 一日が終わる。 会えない日の一日。 心はそばにいる。 彼のそばに。 あたしのそばに。 いつでもそばにいる。 心の中に。 |
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2008-04-27 Sun 09:28
彼の引越し。
アタシが心に止めて置けなかった気持ち。 「行かないで欲しい」 彼にはそれとなく話をした。 彼はわかってくれていた。 「おれだってまっひーの近くにいたいよ」 そう言ってくれた。 眠れないまま朝を迎えて 向かった彼の部屋。 家を出るときに見た時計と 彼の部屋の前に着いた時に見た時間。 ジャスト1時間。 時にはその1時間でも遠く感じることもある。 「会うことだけが最善じゃない」 昔の彼の言葉が何度も頭によぎって 正直な気持ちが言えなくなりそうだった。 職場のAちゃんに話をした。 「会う時間もなくなるかもしれない・・・」 「ちゃんと話したの?」 「・・・・・・・・。」 「なんで言わないのよ〜」 「だって」 「正直に話さないとダメでしょー。いいの!?ホントに行っちゃっても」 「嫌だけど・・・」 「遠まわしに言っても伝わらないんだよっ。わかった!?」 「はい・・。」 一回り以上年下の彼女に あきれられながらも勇気を貰った。 話すこと。 何も言わなくても伝わることもある。 でも話さなければ伝わらないこともたくさんある。 彼はアタシの様子や表情で感じ取ってくれる。 でもそれはそのときの状況であって その原因ではない。 話すことで彼はわかってくれる。 何かあるたびに彼が言った。 「ちゃんと話して」と。 それが彼を困らせるかもしれない。 彼にムリをさせるかもしれない。 そう先回りするよりも 話をして一番いい方向を一緒に考えられる方がいい。 「まっひーも一緒に物件探ししたいでしょ」 彼が言った。 一緒に。 そう。 彼の部屋。 でもそこにアタシの居場所があるなら 一緒に探したい。 アタシがしたいこと。 それが彼がしたいことと同じならいい。 秋はまだ先。 それまで2人で考えて決めて行きたい。 Aちゃん。 ありがとね。 真っ直ぐなAちゃんの目に 背中を押してもらった。 ありがと。 |
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2008-04-26 Sat 03:42
『1時間半だってよ』
彼の引越し。 彼が見つけた場所は彼の実家に近い場所。 都心を離れることで家賃も格安で広い部屋が借りられる。 その代わり それだけ遠くなる。 その町からアタシの自宅駅までの時間。 それが1時間半。 自宅からの移動時間や乗り換え時間を考えると 2時間。 簡単に行ける距離ではなくなった。 休日なら往復4時間。 平日の仕事終わりでは寄れる時間はなくなることに気がついた。 彼が住みたい場所。 そこに住むことが一番いい。 その分の距離はしょうがないのかもしれない。 寂しさはある。 離れてしまうことが2人の間の距離になってしまうみたいで 怖くなる。 いろいろなことを考えた。 彼が体調を崩したら。 もうすぐにはいけない。 でも代わりに彼の実家の家族が彼を見てくれる。 リアルな距離が いつか心の距離になってしまうんじゃないか・・・。 そんな思いはどこにいても同じなのかもしれない。 彼の望むようにしてほしい。 それが彼の為。 会えない時間が増えたら。 一緒に過ごす時間がなくなったら。 あたし達はどうなっていくんだろう。 昔に戻るだけ? 出会った頃の距離感に戻るだけ? もうあんなふうにはなれないよね。 だって そばにいることの幸せを知ってしまったんだもの。 納得のいく場所に住んでほしい。 そう思う自分の中に 遠くに行ってしまわないで。 そう思う自分がいる。 わがままよね。 本当のわがまま。 |
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2008-04-25 Fri 06:52
彼が歌う『First Love』
電話口で彼が歌っていた。 同じ歌でも感じ方はそのときの気持ちで違う。 あの日。 すこしだけ酔った彼が歌った同じ曲を聞きながら 声を殺して泣いた。 切ないほどに感情のこもった歌声に 息を止めて泣いていた。 あの時のアタシには 彼との終わりしか見えなかった。 いつか来る終わり。 それを思って涙が出た。 そして今日。 切ない気持ちは変わらない。 彼への気持ちはあの時よりも 深くなっている。 それでも、 いつか来るかもしれない 終わりを思わずには居られない。 涙を流さずに聞けたのは 確かな彼の気持ちを感じられるから。 いつか来る終わりよりも 今のあたし達が大事だから たとえ終わりが来るとしても すべての想いを伝えられたなら きっと悲しみだけではないはず。 彼と出会えたこと。 彼と過ごしていること。 それはこれから生きていくアタシに 力をくれるだろう。 もうすぐ出会って2年。 たくさんの想いをありがとう。 そしてこれからもよろしくね。 |
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2008-04-24 Thu 13:18
毎日のあいさつ
日課のように彼にメールを入れて 「おはよう」を言う。 すこし遅れても彼が返信をくれる 「おはようさん」 その返信でアタシの一日が始まる。 彼が居てくれることに心強さを感じて 忙しい仕事にも明るく元気に向かえる。 彼はアタシのメールを待っていてくれてるだろうか。 同じようにがんばろうと思ってくれるだろうか。 仕事のストレスやプレッシャーに負けそうな時に アタシのメールで少しでも前に進もうと思ってくれたらいい。 彼の部屋を出るとき 「おやすみ」そう言って手を振る。 一日の終わり。 その日の最後に言葉を交わす相手が彼。 そんな日もある。 明日に向かう眠り。 心を休める眠り。 その瞬間に彼を想う。 彼は眠りにつく瞬間に何をみるだろう。 「おやすみ〜」 「おやすみんしゃい」 また明日。 またね。 彼の眠りの中に寄り添って アタシは眠る 変わらない毎日。 変わってほしくない毎日。 そんな日が長く続きますように。 |
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2008-04-23 Wed 07:08
いつものように彼と待ち合わせて
いつものように彼の部屋で過ごす。 当たり前のようになった事でも ただそうしていることが どれほど大切なことだったか実感する。 彼の胸の鼓動を聞きながら 昨日書いた記事の一節が頭に浮かんだ。 『なんでもない時間が好きだった』 彼の隣で 彼の鼓動を聞きながら ぬくもりに安心して 安らいで 知らぬ間に涙がこぼれていた。 失いたくない時間。 何も無くてもいい 特別なことなんて何もいらない わずかな時間でも アタシはアタシのままで 彼のそばにいられる時間。 それだけがあればいい。 わがままは言わない 願いはひとつだけ ささやかな幸せをなくしたくない。 でもそれが一番のわがままなのかもしれない。 |
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2008-04-22 Tue 07:06
もうすぐ5月。
彼と出会った5月。 1年後彼の会社は新しい会社になった。 そして2年目の今年 2人で過ごした街から離れることになる。 彼はもう決めているのだろう。 彼が住みたい街に引っ越すのが 彼にとって一番いい事だと思う。 今の街で過ごせるのは長くても数ヶ月。 その間たくさんあの街を歩きたい。 彼と歩いた道。 彼と入った店。 彼と買い物をした場所。 待ち合わせをしたデパートはもうない。 たくさんの時間をもらった。 そんな時間が大切だった。 ささやかな日常が大切だった。 なんでもない時間が好きだった。 そのすべてをくれたあの街。 あの街から離れるまでに 彼と過ごした場所にひとつずつ さよならをしよう。 『アリガトウ』って。 『またね』って。 |
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2008-04-21 Mon 07:03
彼の部屋探し。
日曜。 アタシは法事。 彼は朝から物件探し。 時々入るメールには物件の情報。 そこに書かれた地名になんとなく嬉しくなっていた。 自宅駅から数個離れた駅名が 一つ手前になり、 一つ先になった。 アタシの自宅から自転車でいける範囲の物件。 それだけでそこで過ごす時間を思っていた。 「ますます休みには家ばっかりになるかもな〜・・」 その言葉の意味がわからずにいた。 「近くで一緒に映画みるって訳にもいかないし・・」 そう。 自宅に近いと言うことは知り合いも多い。 その物件の近くのショッピングセンターには 長女やその友達が遊びに行く。 今まで彼にしがみついて寄り添って歩いていたことが 出来なくなってしまう。 手を繋ぐこと。 腕を組むこと。 それはアタシにとって すごく大事なこと。 長い時間を一緒に過ごせる。 けれど、今までのように一緒に 街を歩くことが出来なくなるかもしれない。 小さな葛藤が生まれた。 手を繋ぐことで思いを感じて、 思いを伝えてきた。 何気なく繋ぐ指先の強さに安心をして 幸せを感じてきた。 それをなくしたくはない。 月曜。 夕方には違う物件を見に行く 秋までまだまだ時間はある。 じっくり考えて新しい街を探そう。 |
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2008-04-20 Sun 06:58
彼が住む街。
そこに住み始めて2年になる。 彼があの部屋を借りると決めて 引越しをしたあの日から 秋で2年になる。 賃貸契約も残すところあと数ヶ月。 新しく引っ越すことも考えて物件探しを始めた。 彼が見つけた部屋は アタシの自宅駅から数個の距離。 仕事に向かう電車で毎日通るその駅に 彼と2人で降り立って 雨の中歩きながら向かった物件は 2人の希望とはすこし違ってしまって 他の物件を探すことにした。 初めて歩く街。 小雨の降る街を2人で歩きながら思っていた。 その町で過ごせるかはわからない。 たとえ全く違う街だとしても 彼が居てくれるならばどこでも構わない。 今までと変わらずに彼に寄り添って 歩いていけるならばどんな街でもいい。 彼が近くに来てくれることは何よりも嬉しい。 今までよりも長い時間一緒にいられるし 何かあってもすぐにそばにいける。 でもそれが叶わなくてもいい。 彼さえ居てくれればいい。 ねぇ 覚えてる? 初めて会った日のことを。 手を繋ぐことも出来ずに歩いた道を。 2人で歩いた道。 一人で歩いた道。 2年と言う月日の中で あたし達が越えてきた時間は 何にも代えがたい時間だったよね。 悲しい夜も、辛い朝も 嬉しい昼下がりも すべてをあの街で過ごしてきた。 次にどんな街で同じ時間を過ごすとしても アタシはあの街を忘れないよ。 あたし達の始まりの街。 続いていく街で あたし達が過ごす時間は 今と同じ大切な時間。 アタシはね。 あなたがいればどこにでも行くよ。 「いってらっしゃい」 彼が帰り際にそう言った。 なぜかはわからない すごく切なくなった。 切なくて 彼にしがみついて こみ上げてくる思いを 押し込めた。 |
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2008-04-19 Sat 23:26
幸せの形にはきっといろいろな形がある。
アタシの幸せは彼が居てくれること。 さまよう思いに答えなんて出ない。 大切なのは答えじゃない。 そばに居たいと思うこと。 一緒に居たいと思うこと。 そこに理由なんて要らない。 一つだけ理由があるとしたら 彼が必要だから。 アタシには彼が必要。 彼が居てくれる事で前に進んで これから先を思える 彼のここまでに関わって来られたこと 彼のこれからに関わって行けること それで充分。 いつか歳をとってアタシを思い出すとき 幸せだったと思ってくれたらそれでいい。 彼の記憶に。 彼の心に。 残っていけたら幸せ。 笑うアタシを彼の中に残せますように。 |
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2008-04-18 Fri 02:27
彼の幸せ。
それを考えて電車にのって 流れてきた曲に心が止まった。 「あなたの幸せ願うほどわがままが増えてくよ」 「それでもあなたを引き止めたい いつだってそう」 彼と出会った頃に聞いていた曲。 彼の幸せ。 アタシの幸せ。 「自分の幸せ願うことわがままではないでしょ」 「それならあなたを抱き寄せたい 出来るだけぎゅっと」 どんなに忙しい時でも 会う時間をくれる。 会えないときには電話をくれる。 それがアタシの為だとしても そうしてくれる気持ちの中に 彼の気持ちもあるんだってそう思いたい。 悪友Yにメールを書きながら 今の彼を思った。 『時間は作るものだよ。』 昔彼が言ったことがある。 その時間を作ろうとしてくれることこそが 気持ちなんだって。 今のアタシにはわかる。 「みんなに必要とされる君を癒せるたった一人になりたくて」 彼を癒せるただ一人の人になりたい。 彼を元気に出来るただ一人でいたい。 それがきっと本当の気持ち。 今のアタシはそんな『ただ一人』になれているだろうか。 |
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2008-04-17 Thu 01:29
眠りから覚めて
時間が経つほどに 忘れていた出来事を思い出していた。 脳が活動を始めると 消えかけていた思いがまたよみがえる。 些細な出来事。 些細なこと。 前日、 仕事の休憩をとりながら何気なく思っていた 彼はあたしと出会わなければ 違う道を歩いていたのかもしれない・・・。 全く違う道。 そして起こった些細な出来事。 心に浮かんだ思い。 彼のすべてを阻んでいるのは あたしなのかもしれない。 彼の望みだった結婚。 彼の健康。 彼の自由。 アタシが居なければ 彼は結婚に向けて前に進んでいたかもしれない。 アタシが居なければ 彼の健康は保たれていたかもしれない。 アタシが居なければ 彼はもっと自由な時間を楽しむことが出来るのかもしれない。 彼の思う幸せは 彼自身にしかわからない。 何を幸せと思うのか 何に幸せを求めるのか 残業をこなしながら目を向けた先に彼が居た。 目が合って微笑む彼に 微笑み返して 仕事を続ける。 彼が居てくれることに 幸せを感じながら 彼の幸せを想う。 こうしていることが 彼の幸せなのか。 そばにいることに 幸せを感じてくれたら それがアタシの幸せ 忙しい時間に追われて忘れていた思いは 眠りに着くまでさまよい続ける。 早く眠りに着こう 何も考えずに 眠りに着こう。 |
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2008-04-15 Tue 01:11
いつもの新宿。
ブラブラ歩きながら見つけたゲームソフト 格闘系のエクササイズが出来るソフト まるで今のあたし達の為にあるように格安になっていた。 「買っちゃう?」 「買ってみる?」 2人で話しながら買うことに決めた。 彼の部屋に帰ってから彼が始めたソフトは 想像以上にハードな動き。 「結構疲れる・・・・」 息を切らしながらも何度も繰り返す彼。 変わるための第一歩。 彼の様子を見ながら微笑んでいる自分に気がつく。 「まっひー嬉しそうだね〜」 「え〜・・うん・・」 彼の体の為にも何かしたいと思ってきた。 でも出来ることなんてそんなにたくさんはない。 一日中そばにいられるわけでもない。 だからそばにいる時に彼を見守ることが出来れば それが一番嬉しい。 今のアタシの望みは彼が元気でいること。 心も体も元気で心から笑ってたくさん話をして 手を繋いで腕を組んで寄り添いあって。 元気でいるからこそ出来ることを 大切にしたい。 帰る時間。 彼がアタシに手を伸ばした。 その手を握り締めて 指先を見つめた。 あたしは願いを込めて 手を握った。 『元気で居てね』 |
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2008-04-14 Mon 07:13
彼が繋いだメッセンジャー
仕事用に持ち始めた小さなPCから。 その小さな中にもアタシの名前がある。 「mahiwa」 彼は部屋でDVDを見ながら。 アタシは子供と話をしながら。 それぞれの場所でそれぞれの時間を過ごしながら 繋がる気持ち。 メッセンジャーを繋いだまま寝てしまっていた。 朝になっても繋いだままのメッセンジャー 彼もそのまま寝てしまったんだろう。 食事をして 仕事の準備をしていると メッセージ着信のアラートが鳴った。 浮かんだ彼の名前。 お互いに準備をしながら言葉を交わす。 声のない文字の会話。 「そろそろPC落とすよ〜」 「はーい」 「のちほどメールで〜」 「は〜〜い」 出勤前のほんのわずかな時間。 それだけなのに一日をがんばれる。 彼が居てくれることがこんなにも アタシを元気にしてくれる。 今日は雨。 いつものようにメールを送ろう。 「おはよう〜雨だから今日はバスよ^^」 2度目の『おはよう』 いってらっしゃい。 そしていってきます。 |
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2008-04-13 Sun 00:42
心も体も疲れて
たどり着いた彼の部屋。 ただひたすらに抱きしめて そこにいることを確かめて 彼が言った言葉が頭に浮かんだ。 「ちゃんと見て・・情けない俺の顔も見て・・」 泣きながらあたしの頬に手を当てた彼が言った。 目を開けて彼を見て ただ泣いた。 感情をぶつけるように体を求め合って 彼がアタシの頭を胸に押し当てた 「ほら。ちゃんと生きてる」 聞こえた鼓動に声を上げて泣いた。 悲しさ切なさ不安 それを越えるほどの彼への想い。 いろいろな思いを抱えたまま向かった彼の部屋。 2人の『これから』に迷いながら 彼の『これから』を思う。 アタシの『これから』はどこに向かうのか。 穏やかな休日。 彼がいてあたしがいる。 彼が笑って アタシが笑う。 大切なことはここにある。 変わらなければいけないこと。 変えていかなければいけないこと。 それ以上に 変わらないで居たいことがここにある。 彼のそばに居て 彼を守りたい。 彼の言う『情けないオレ』もすべて。 少しづつでいい。 変わらなければいけないことは 変えていこう。 それが彼の『これから』だから。 きっとそれがアタシの『これから』にもなっていくはずだから。 |
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2008-04-12 Sat 09:20
たくさん泣いた。
あたしには泣く事しか出来なかった。 「ばかって言って」 「怒って」 彼はアタシを抱きしめながら何度も言った。 アタシには悲しさしかなかった。 彼がついた小さなウソ。 簡単にわかってしまう小さなウソ。 ささいなウソはいつか大きなウソに繋がる。 そして、ウソを着くことに後ろめたさがなくなれば 心も離れていく。 いつかそうなる。 自分の存在価値を何度も考えた 彼にとっての存在価値。 今のアタシには悲しい答えしか浮かばない。 泣きつかれて眠って。 目が覚めると家を出る時間。 泣きはらしたままの顔で彼のところに向かっている。 アタシ達のこれからは変わるだろうか。 彼のこれからを変えられるだろうか。 アタシは………。 |
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2008-04-11 Fri 00:17
今日は次女の誕生日だった。
彼と会えるなら会おうと思っていた。 次女には当日に祝ってあげられないかもしれないと 前日にケーキを買ってお祝いをしていた。 そして、当日の今日。 彼と会うことはできなかった。 久しぶりに新宿で彼を待って 仕事が終わらないなら帰ろうと思っていた。 時間は流れて乗り込んだ電車。 持ち帰る荷物の中には 店で仲良しのスタッフがくれた次女へのプレゼント。 心の中で思っていた。 アタシの分かれ目の駅までに電話が来たら 彼に会いに行こう。 電話がなかったら 自宅に帰って次女にプレゼントを渡そう。 そして電車は自宅の駅に。 到着と同時に彼からの電話。 その場に立ち止まって話をしながら 神様のいたずらかな・・・ 今日は自宅に帰りなさいって事なのかもしれない。 そう思っていた。 自宅では思いがけないプレゼントに喜ぶ次女。 そして掛かって来た彼からの電話。 次女はアタシと彼の会話を聞いて笑い出した。 すごく楽しそうにあたしを見ながら笑い出した。 「会話聞いて笑い出したよ〜」 そういうアタシに 大きい声で次女の名前を叫ぶ彼。 笑い続ける次女。 電話の向こうには彼がいる。 アタシにとって幸せな瞬間だった。 次女にとって一番のプレゼントは アタシが楽しそうにしていることだったのかもしれない。 電話の向こうの人が誰かは知らなくても 笑いながら話すあたしがおかしかったのかもしれない。 それは 神様からのプレゼント。 次女への贈り物と同時に アタシへの贈り物。 |
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2008-04-09 Wed 23:27
今夜、彼は新しい部署の親睦会。
4月になって今までの仕事とは別に 新しい部署に席を置くことになった。 ノートパソコンをバックに入れて持ち歩く彼。 今までとはすこしだけ違う彼の姿かもしれない。 ねえ、 覚えてる? 去年の春に今の会社と合併をして 合併先の人達と飲みに出かけた時の事を。 2次会の店に入る前にあなたが電話をくれたの。 「みんないい人」 そう言って楽しそうにしていた。 合併することで あなたの仕事がやり難くなってしまうんじゃないか あなたへの評価が公平にされないんじゃないか そんな事を心配していたのよ。 だからあの日のあなたの声を聞いて すごく嬉しかったの。 出会った頃の会社がなくなったことは寂しかった。 でも、それが新しいあなたの出発だとあの時に思えたの。 あなたがこれから目指す先には 困難なこともあると思う。 憤りを感じる時もあると思う。 でもその分のやりがいも 喜びもきっとある。 この2年間。 いろいろなあなたを見てきた。 悲しいほどにすべてを放棄したあなたも。 全力でがんばるあなたも。 自信に満ち溢れたあなたも。 いつでもあなたのそばで アタシに出来る限りのことをしたいと 思ってきた。 それはきっとこれからも同じ。 順調な時も 思い通りに行かない時も あなたがアタシを必要としてくれるなら いつでもそばにいる。 いつでも支える。 笑っていることがあなたの力になるなら 笑っていたい。 時々は笑えない日もあるけど それでも心の中では あなたを支えたいって思っているのよ。 今夜の飲み会では楽しい時間を過ごせた? あの日あなたが嬉しそうに話してくれたように 有意義な時間を過ごしてくれたら アタシも嬉しい。 明日からの仕事。 これからの仕事。 この先の仕事。 今まで以上に忙しい日が来るかもしれない。 会えない時間が増えるかもしれない。 そんな時でも アタシはここからあなたを支えたい。 あなたが言ったように アタシが聞いてる曲はあたしが言いそうなことばかりよね。 「アタシはここにいるよ。」 「どこも行かずに待ってるよ」 でもね。 それがアタシの気持ちなの。 それがすべて。 |
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2008-04-08 Tue 23:39
彼の背中に耳をあてた。
たしかに聞こえる鼓動。 ゆっくりとリズムを刻んで 止まってしまうんじゃないか… そんな不安がよぎるほど ゆっくりとした鼓動。 それが正常なテンポなのか アタシにはわからない。 ただ心臓は動いている事がわかればいい。 「生きてるよ〜」 背中に耳を押し付けるあたしの心を読んだように 彼が言った。 生きている。 そばにいる。 抱き合いながらそっと左胸に触れた ちゃんとリズムを刻み続けますように そう願って。 毛布に包まり 彼の胸に耳を押しつけて 鼓動を聞く。 同じ強さでおなじリズムを刻む心臓。 どんなにゆっくりでもいい 彼の心臓が動き続けますように。 それだけが願いです |
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2008-04-07 Mon 07:18
昨日は彼もアタシもお休み。
アタシは次女の誕生日のプレゼントを買いに。 彼は一日好きなことを。 それぞれの時間。 会えない日はメールと電話がアタシと彼を繋いでくれる。 元々彼はマメな人ではなかった。 メールの返信も電話も。 知り合った頃 繋いでいたものはメッセンジャーだけだった。 仕事が終わって帰宅した彼との 深夜のメッセだけがあたし達を繋いでいた。 ただひたすら彼の帰りを待つだけの夜。 何日もメッセが開かない日もあった ホンの数分しか会話が出来ない日もあった メルアドを交換してから 待つだけでは無くなった。 一日に数回のメール。 彼との繋がりが多くなることが嬉しい反面 返信がないことへの不安が増えた。 何度も凹んでは彼を困らせた。 「一日中まっひーの事考えてるわけじゃないんだから」 そう言われた夜 「返信するほどの内容じゃないときはしないよ〜」 そう言われた夜 その度に悲しくなっては立ち直って・・・。 でも、いつしか彼は変わった。 「オレはメール返してる方だろ〜」 そう。 今の彼はどんなに遅くなっても返事をくれる。 短い文章でも忘れてないって感じさせてくれる。 会えない時間。 そばにいられない時間。 それを安心していられるのは 彼の気持ちを信じていられるから。 それでもきっと音沙汰がなくなれば心配になるだろう。 今までとは違う心配。 どこにも行かないでね。 永遠に遠くになんて行かないでね。 それだけが心配なの。 もしも彼に何かあっても アタシには誰からも連絡は来ない。 それが時々怖くなる。 そんな事にならないように そばにいよう。 彼が元気でいられるように。 今週もがんばろうね。 仕事も心も体も。 がんばろう。 一緒にがんばろう。 |
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2008-04-06 Sun 08:40
土曜。
彼の住む町のさくら祭りの日。 アタシは金曜からアレルギーの鼻炎が出てしまった。 毎年のことでも1年経つと忘れてしまう症状に 風邪引いたかも・・・と思っていた。 薬で症状をごまかしても完治にはならない。 ごまかしながらの一日。 午後からは彼とお散歩がてらさくら祭りに出かけた。 たくさん歩くことも運動のひとつ。 一緒に歩けば遠い道のりも歩ける。 お祭りに向かいながら見たさくら。 「まだ咲いてるね〜」 「あっちは葉さくらになってきてるな〜」 なんでもない会話。 でも時間の流れを感じられる。 2人で向かえた2回目のさくら。 今年も一緒に見ることが出来た。 テキヤを覗いてあれこれ買い 公園の端に座って遅めの昼食。 春の日差しはあたたかくてお散歩日和 そのあたたかさに誘われてたくさんの人がお祭りに来ていた。 午後の時間を楽しんで彼の部屋への帰り道。 彼が心配していたように 症状が悪くなってしまった。 あとはやり過ごすしかない。 彼の体を心配する以前に自分が元気にならなくてはいけない。 アタシにできる事は一緒にがんばること。 そのためにもがんばれる体にしておきたい。 「オレに病院行け〜って言うくせにまっひーも行かないんじゃん〜」 屁理屈じゃなくて アタシは命に係わらないでしょ。 でもあなたの場合は命に係わる。 だから病院行ってね。 状況を知った上で今後をがんばろう。 今日もお散歩してね。 少しづつでいい。 昨日作った食事。 ちゃんと食べてね。 あたしにできる些細なこと。 自己満足かもしれないけど 一緒にがんばりたい。 |
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2008-04-05 Sat 07:35
彼を知るスタッフと
健康診断の結果について話をしていた。 「ダイエット手帳買おうと思って〜」 彼女は医学書の担当。 「そんな手帳買ってる場合じゃないでしょ〜〜」 そう言って悪化した場合の症状を並べた。 その言葉にアタシは怖くなった 「やだ〜〜〜言わないで〜〜〜」 「そうならないためにもこっちの本買わないとね〜」 売り込みとも思える会話でも アタシにとっては冗談では済ませられないこと。 彼に元気で居てほしい。 できる事は一緒にがんばろう。 食事療法。 運動。 心の健康。 いろいろ考えると できる事はきっとたくさんある。 この1年間何度も彼が言った 「食べられるだけにしときなよ〜」 いろいろなものを少しづつ食べたい・・。 そのアタシに付き合っては食べきれない分を食べてきた。 健診の担当医に聞かれたという 「誰かと一緒に食べてます?」 「一人で食べてたらここまでならないと思うから・・」 責任の半分はアタシにも・・・。 一番彼に元気でいて欲しいあたしが 彼の健康の邪魔をしていたのかも・・・。 ガマンじゃなくて当たり前のことをするだけ。 彼の為にすることならそれはガマンじゃない。 がんばること。 来年の健康診断には 正常値に戻してみせる。 ダイエットが必要なら一緒にがんばる。 心と体の健康。 それを今年の目標にしよう。 今日も彼のところに行く。 お天気もいい。 2人でのんびりお散歩でもしよう。 たくさん歩いて 疲れたら休憩をして また歩こう。 さあ、彼が待っていてくれる。 今から行くね。 待っていて。 |
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2008-04-04 Fri 01:08
彼の健康診断。
結果は去年よりも悪かった。 紹介状を出されるほどの状態。 その原因にはアタシもある。 一緒にいるときのオヤツや食べきれない食事。 それに付き合ってきた彼に大きな負担を強いてしまっていた。 「もうお菓子は買わない」 「デザートも買わない」 だから 「病院行かなきゃね」 彼はひと言 「行かない」 改善の余地はある。 食事や運動で改善することは出来る。 でも アタシが不安なのは彼が急に居なくなってしまうこと。 冗談半分に彼に言った 「もしも24時間連絡がないとかなったら大変なことになるよ」 「なにが?」 「死んじゃってたらどうしよう・・・ってパニックになるもの」 「なんでー」 彼は笑ったけれど それは本当。 たとえ、 彼のそばにいられなくなる時がきても 彼が生きていてくれたらそれでいい。 触れることが出来なくても 生きていてくれたら。 永遠に彼を失うことなんてきっと出来ない。 想像するだけでも悲しくなってしまう。 彼を好きになった頃 話をしたことがある。 「長生きなんてしたくないな〜」 「なんで〜」 「入院とかして長引くよりも手遅れの方がいいよ」 「そんな事になったら悲しむ人だっているんだから」 「いないよ〜〜」 「いるよ。家族だって・・」 「そうか〜キャバ嬢が悲しむか〜〜」 そのときアタシには言えなかった 『アタシだって悲しいよ』って。 そう言うことは 彼にとって重いだけなんじゃないかって感じていた。 あの頃と今は関係も違う。 同じ時間を共有して お互いの存在を大きなものとして感じている。 だから今は言える。 『あなたが居なくなってしまったらあたしは悲しい』って。 帰る時間。 準備をして玄関に向かうと彼の声がした。 「まっひー・・・」 薄暗い部屋の中から彼が呼びかける。 アタシは彼を抱きしめた。 生きていて欲しい。 離れてしまう日が来ても 生きていて欲しい。 |
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2008-04-03 Thu 01:01
カウンターの向こう側。
振り向いた彼が微笑んでいた。 視線を合わせてお互いに微笑む。 仕事はすぐには終わらない。 彼が通るたびに 「まだ終わらないの〜〜」と話しかけたくなる。 彼がいることでアタシは顔がほころぶのを押さえ切れなかった。 彼を知るスタッフも気がついて目配せをした。 そしてカウンターの先から彼に伝える。 声ではなく 表情で。 目を合わせて微笑みながら 「終わらないよーー」と悲しそうな顔をしてみせる。 彼は小さくうなずきながら歩いていく。 きっと伝わった。 そう感じた。 ケータイには彼からのメール。 「地下鉄で帰ってるね〜」 そして2本目のメール。 「もう着いたよ〜早いな〜〜」 アタシの職場の下には地下鉄の駅。 その駅から彼の住む町へ地下鉄が通っている。 前に彼が気がついて教えてくれた。 アタシは使うことがほとんどない駅でも 彼の町に続いていると思うだけで嬉しく思った。 その地下鉄で先に帰った彼。 心も繋がっているって思えた。 彼の元へ行き 彼の部屋で過ごすわずかな時間。 彼にまとわり着くように しがみつきながら そこにいる嬉しさが溢れた。 店を出るときに彼とアタシのことを知るスタッフが言った。 「その幸せにあやかれます様に〜」 彼女の目には微笑み合うあたし達が映っていただろう。 何も言葉はなくても 微笑みあうだけで感じる心。 彼女は自分の幸せをどこかで遠ざけようとしていた。 何度も話した。 「気持ちのままにしたらいい」 「後悔だけはしないように」 「見方一つで幸せにもなるんだから」 誰かに愛されて、 誰かに必要とされて その人を同じように大切だと思うなら 何も迷うことはない。 「幸せになって欲しいってみんな思ってるんだよ」 それがすべて。 仕事中に時々見せる彼女の表情。 その大切な人と微笑み合う顔には 幸せが溢れてる。 それはアタシも同じ。 微笑み合う先に 何も迷うものはない。 一緒にいられる幸せ。 そばにいられることの幸せ。 大切だと思う心。 きっと彼女にもわかる時が来る。 「自分の幸せ願うことわがままではないでしょ」 Yさん。 誰かを傷つけたとしても それが本当の気持ちならば わかってくれるよ。 だから 微笑み合うことを あきらめないでね。 |
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2008-04-02 Wed 06:53
見つめる先に彼がいる。
テーブルの向こうに彼がいる。 同じように見つめながら彼が言った 「黒目が大きいな〜」 その言葉の意味がわからなかった。 「先週は小さかったよ〜」 ラブリーな気持ちだと黒目が大きくなる。 彼がそう教えてくれた。 「今日はラブリーって感じだな〜」 小さな変化。 いつも見ている人でなければわからないくらいの変化。 その変化を彼はちゃんと見ていてくれる。 話をしながら彼を見つめて 彼が見つめ返す。 透明に近いあたしの瞳には彼が映っていただろう。 笑う彼も 話す彼も すべて。 何気なく見上げたさくら。 見ようとするのではなく ただそこにあるものを見る。 満開のさくらは 強い風にも冷たい雨にも負けずに咲いていた。 それを堪えてあたたかい日の光を浴びる。 いつか必ず散ってしまうさくらも 今は咲き誇っている ここにいる。って。 |
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2008-04-01 Tue 01:34
眠っていた。
知らぬ間に眠っていた。 「2人の方があったかいよ」 彼が言ってくれた。 彼の腕の中にもぐりこんで 「あったかい」 そうつぶやいて 抱きしめる腕の強さに 安心して。 いつの間にか眠っていた。 お互いのぬくもりを感じて 確かな心のあたたかさに 何も考えずに 眠った。 彼の頬に触れて そっとキスをして そこにある幸せを 抱きしめて 彼がくれたものは 心のあたたかさ 安心と安らぎ。 眠る彼を抱きしめたかった 「じゃあね」 そう言って抱きしめたかった でもしなかった。 穏やかに眠る彼を 起こしてしまいたくなかったから 彼の夢の中にもぐりこんで 彼を抱きしめる。 「ありがと」って。 このあたたかさ ちゃんと持って帰って来たよ。 夢の中でもあたたかいように。 |
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| ライトって難しいよ・・・。 |
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